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記事全文を読む→ホントーク〈木村幹×魚住りえ〉(1)研究費や人員が大幅に削減された
国立大学教授のお仕事─とある部局長のホンネ
木村幹/990円・ちくま新書
大学教授といえば、専門分野の研究に励み、高給取りのイメージが強い。だが、現実は異なる。研究費を獲得するために奔走し、日々、雑務に追われる教授たちの苦悩を、神戸大学大学院教授の木村幹氏が赤裸々に明かす!!
魚住 木村先生は韓国を専門としている政治学者でいらっしゃいますけど、4年前に亡くなった私の父は、40代から25年間、広島大学医学部の脳神経外科の教授をしていました。
木村 そうだったんですね。僕は1993年に愛媛大学に採用され、その後、神戸大学大学院の国際協力研究科に赴任しました。
魚住 この本には国立大学の教授がどんな仕事をしているかが書かれています。研究以外でも、大学教授の忙しさに驚かされました。
木村 20年前に教授になってからは、かなり忙しくなりましたね。
魚住 04年に国立大学が法人化されて以降、国家公務員ではなくなりました。
木村 公務員に準じた待遇の「みなし公務員」です。当初は国家公務員の頃より給料が増えるんじゃないかと言われましたが、研究費や人員も削減されて、かなり厳しいのが現実です。
魚住 大学教員の年収は低い人で350万円、高い人でも1000万円ぐらいだそうですが、世間のイメージより低いのではないでしょうか。
木村 そう思います。SNSで「京都大学の給料では京都市内には住めない!」と、声が上がるほど切実な状況です。
魚住 研究費を得るための仕事も増えたそうですね。
木村 資金を得るには提出しなければならない書類がたくさんあります。文部科学省に業務の実績についての報告書を提出して評価を受けることが義務になって、さらに仕事が増えました。たとえていうと、企業が銀行からお金を借りると、経営状態を銀行に逐一、報告させられるような感じです。
魚住 大学内での会議の多さにもビックリしました。
木村 「教授会の自治」という制度が依然としてあって「学生の教育プログラム」や「就職対策」「入学試験対策」など、すべて教授たちで決めないといけません。
魚住 大学の外でも学会の発表や運営などがあり、教授にはビジネスパーソンのようなスキルも必要ということでしょうか。
木村 そうかもしれません。研究資金を集めるための煩雑な事務作業と営業もしないといけない。書籍を出版したり、メディアに出演したりするのは、研究資金のためでもあるんです。
ゲスト:木村幹(きむら・かん)1966年大阪府生まれ、政治学者。神戸大学大学院国際協力研究科教授。専門は比較政治学、朝鮮半島地域研究。01年に「朝鮮/韓国ナショナリズムと『小国』意識」で第13回アジア・太平洋賞特別賞、03年に「韓国における『権威主義的』体制の成立」で第25回サントリー学芸賞を受賞。オリックスのファンとして執筆・メディア出演も多い。
聞き手:魚住りえ(うおずみ・りえ)大阪府生まれ、広島県育ち。慶応義塾大学文学部卒。1995年、日本テレビにアナウンサーとして入社。報道、バラエティー、情報番組などで幅広く活躍。04年に独立し、フリーアナウンサーとして芸能活動をスタート。30年にわたるアナウンスメント技術を生かした「魚住式スピーチメソッド」を確立し、現在はボイス・スピーチデザイナーとしても活躍中。
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