エンタメ
Posted on 2025年08月28日 14:00

まさかの連敗!藤井聡太を襲う「超過密スケジュール」

2025年08月28日 14:00

 徳島・渭水苑の静寂を破ったのは、藤井聡太王位の「投了します」という一言だった。第66期王位戦七番勝負第5局。91手で挑戦者・永瀬拓矢九段に敗れ、藤井にとってシリーズでの連敗は初の出来事となった。6連覇に王手をかけながらも、永瀬の執念が王者を押し切り、戦況は一気に混迷を深めている。

 この日の藤井は慎重に右玉を選択したが、永瀬は歩を絡めた積極的な仕掛けで主導権を握った。ABEMA中継の解説を務めた飯島栄治八段は「駒を引かないという執念が一局を通して表れていた」と評し、終盤での歩の妙技について「攻めと受けを同時に成立させた見事な一手」と絶賛。永瀬の代名詞である「負けない将棋」が、勝ち切る将棋へと進化を遂げたことを示した。

 一方で、藤井の連敗を「過密日程」の影響と見る声もある。第5局のわずか3日前、藤井はABEMAトーナメント決勝に出演。23日午後5時から翌午前2時まで約9時間の生放送に参加し、その直後に二日制の大一番を迎えた。睡眠と調整を重視する藤井にとって、このスケジュールは大きな負担だった可能性がある。ファンの間では「タイトル戦前には準備期間を確保してほしい」といった声も広がった。

 さらに試練は続く。9月4日にはシンガポールで王座戦第1局、移動と時差調整を終えた直後に、9~10日には静岡で王位戦第6局が控えている。わずか12日間で二つのタイトル戦、しかも海外遠征を含むスケジュールは異例だ。

 もちろん、敗因を日程のせいにすることはできないが、藤井が最高のパフォーマンスを発揮できる環境整備づくりは、将棋界の未来を考える上でも重要だろう。

(ケン高田)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    政治
    2026年10月05日 11:30

    アメリカ・トランプ大統領との首脳会談の場を利用し、高市早苗首相への的外れな口撃に終始したのは、中国の習近平国家主席だ。日本のメディアは米中双方が「同盟」という言葉をどう使ったかなどと、表層の言葉尻を捉えて大騒ぎしているが、完全に本質を見誤っ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    社会
    2026年10月08日 06:30

    夏の猛暑期に冷房を限界までフル稼働させていた愛車。カレンダーが10月になり、エアコンの設定を除湿冷房から暖房や送風へと切り替えた瞬間、送風口からモワッと漂う「酸っぱい嫌な臭い」に思わず顔をしかめた経験はないだろうか。その異臭の主因は、夏場に...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    事件
    2026年10月06日 18:00

    昨年、アサヒグループホールディングスに不正アクセスを仕掛けた海外ハッカー集団の中枢メンバーが、なんと大阪で捕まっていた。10月6日の各国における報道によれば、日本の捜査当局が拘束したのは「Qilin(キリン)」の中心人物とされる28歳で、ロ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/29発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク