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テリー 鬱っていうのは、具体的にどうなっちゃうの?
博士 個人差がありますけど、僕の場合は心の病気じゃなくて、完全な脳の病気で。パソコンの電源が落ちるような感じで、脳からの指示がいかないんですよ。だから、立ち上がれないし、トイレに行くとか、風呂に入ることもできないみたいな症状ですね。
テリー へぇ〜、そうなんだ。で、そういう中で辞職は自分で決めたの?
博士 そうですね。家族や親戚、党の人にも「病気は誰もがなるものだし、しばらく休養に専念して、治ったらまた続ければいい」って言われたんですけど、それは僕自身がよしとできなかったんですよね。やっぱり、その状況で歳費をもらうっていうのはどうなのかと。だから休職したタイミングで「辞職させてください」って言ってました。
テリー でもさ、今、伊東の市長とか話題になってるけど、ああいう心臓に毛が生えてるような人もおもしろいけどね。
博士 だから、僕にはああいうタフさはないんですよね。僕、文教科学委員会で中条きよしさんが最後に質問に立って、「僕の新曲が出まして、リサイタルがあるんで、ちょっと1曲」って言った時に驚きましたけどね。「こんなのでいいのか」っていう。
テリー いや、いいんですよ。それが政治家として成立してるのかはわからないけど、まず政治家って人の話を聞かないじゃないですか。
博士 だから、そういう性格ではないんですよ。
テリー まぁ、そうだよね。辞職した時は、世間からいろいろ厳しい声もあった?
博士 もちろん。SNSで罵詈雑言ですよ。
テリー そんなの見たら鬱って余計ひどくならないの?
博士 僕はそれはないんですよ。SNSに関しては、俯瞰的に「こんなふうに言われるんだな」っていうのを、もう何十年も見続けてるから、そこには耐性があって。
テリー そうなんだ。
博士 でも、とにかく辞職前は、辞職の記者会見を開いても「自分は答えられないだろう」とか、あるいは汗まみれになって、言葉が出ないような失態を犯すんじゃないかとか。3人の娘が私立に行ってるんですけど、授業料を払えなくなるんじゃないかとか、そういう被害妄想がどんどん大きくなっていきましたね。僕、もう鬱は何度かやってるんですけど、「希死念慮」ってなかったんですよ。それが辞職する時は、「もう死んだほうが楽だ」みたいな気持ちがあって。
テリー そうかぁ。
博士 で、それが4日ぐらい続いたから、山本太郎代表に連絡して、「希死念慮もあるので、もう辞職させてください」っていう話をして。そしたら山本代表から妻に電話があって、「もう休ませてあげてください。その後の処理は全部こちらでやりますから」っていうことだったので、それで少し気が楽になりましたね。その後、しばらくは家に引きこもってましたけど。
テリー で、どのぐらいで復帰したの?
博士 その後6カ月ぐらい休んだんですかね。まだまだしゃべれる状態じゃなかったんですけど、撮っていた映画も参議院当選の段階でストップしていて、それも気になっていたし。
テリー 今回の「選挙と鬱」の話ね。
博士 ええ。今日はそこに(青柳拓)監督も来てるんですけど、彼は制作費も全部出してるし。
テリー あ、そうなんだ。いくら?
博士 アハハハハハ。
青柳 撮影は僕が博士に帯同しただけなので、かかったのは交通費ぐらいで。宣伝費とかはクラウドファンディングでまかないましたし。
博士 彼は(映画評論家の)町山智浩さんの指名で、「彼だったらすごい映画になるから」っていうことでお願いすることになったんですよ。その時まだ29歳で、すでにドキュメンタリー映画を3本撮ってたんですけど。で、前々作が「東京自転車節」っていう、彼が山梨から上京して、コロナ禍の東京をウーバーイーツで駆け巡る物語なんですね。それで、僕も復帰に向けてのトレーニングみたいなことをウーバーイーツでやろうと。
テリー 映画の最後でやってたよね。
博士 ええ。あれは全部、彼がやったことをもう一度やろうっていうことだったんですよね。
ゲスト:水道橋博士(すいどうばしはかせ)1962年、岡山県生まれ。1987年、「浅草キッド」結成。1992年、「浅草橋ヤング用品店」(テレビ東京系)で人気に。以降、テレビやラジオ、また執筆活動でも活躍。主な著書に「藝人春秋」シリーズ(文藝春秋)、「博士の異常な健康」「筋肉バカの壁」(共にアスペクト)など。浅草キッド名義で出版した「お笑い男の星座2」(文春文庫)は大宅壮一ノンフィクション賞にノミネートされ、ルポライターとしても評価を受ける。2022年、参議院議員選挙比例区に「れいわ新選組」から立候補し、初当選。同年、鬱病の再発に伴い休職し、翌年1月に議員辞職。同年7月より仕事復帰。現在、参院選に密着したドキュメント映画「選挙と鬱」公開中。
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