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記事全文を読む→【石破退陣】延命の望みを断った菅・小泉の暗躍と「派閥政治の亡霊」
9月7日、石破茂首相が突然の退陣を表明した。その背後で“最後の一押し”をしたのは、特に小泉進次郎農相の周辺と菅義偉自民党副総裁を支える「ガネーシャの会」だったという。石破側近議員は「退陣にダメ押ししたのは小泉、菅両グループだ」と証言する。
5日夜の時点で、自民党総裁選の前倒しに賛成する国会議員は134人、都道府県連は15で合計149。必要数の172に迫っていた(読売新聞調査)。その後、賛成は150台半ばまで増加し、情勢は一気に流動化した。ただ、未定としている議員が反対に回れば、党内は真っ二つに割れる可能性があった。
この局面で動いたのが、石破氏に近いと目されていた小泉氏だ。小泉グループには30~40人のシンパ議員がおり、さらに菅氏前首相の「ガネーシャの会」を含めれば60人規模の勢力となる。表向きは派閥解消後も、依然として結束力を維持していた両グループ内部でも意見が割れ始め、分裂の危機を回避するため「石破退陣を支持」に回ったとされる。
「小泉氏は6日夜、公邸で菅氏と会談。石破氏に『辞任を決断しなければ距離を置く』と迫ったという話。その結果、石破首相も退陣を受け入れざるを得なくなった」(政治記者)
皮肉なことに、6~7日に行われたJNNの世論調査では内閣支持率が前月より0.9ポイント上昇し、37.7%となっていた。石破氏自身は、小泉氏を頼みに延命を模索していたが、その「最後の支え」が退陣を決定づけた形だ。
「派閥解消」を掲げながらも、今回の前倒し賛否をめぐっては麻生派、旧安倍派、茂木派、旧岸田派、小泉・菅グループといった旧派閥単位での動きが顕著だった。また結束力に欠ける石破派「水月会」が土壇場で機能しなかったことも痛恨だった。
次の自民党総裁をめぐる動きも、再び派閥やグループが大きな影響力を持つことは必至だ。国民、有権者は、この“派閥政治の亡霊”をどう受け止めるのかが問われている。
(田村建光)
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