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記事全文を読む→2軍降格のDeNAバウアーはなぜ勝てなくなったのか…ナックルカーブをやめるか広い球場の球団に移籍するか
DeNAのトレバー・バウアーが広島戦での「バット蹴り騒動」を起こした後、2軍再調整となったのは既報通りだ。しかし「環境が変われば…」と今オフの「新たな動向」を指摘する声が出ている。
バウアーの1軍登録が抹消されたのは8月23日。攻守交代でベンチに戻る途中、広島・小園海斗のバットを蹴るという暴挙に出た翌々日だった。DeNAの三浦大輔監督は、
「本人は、調子は悪くないと言っているんですが」
と話し、降格の理由はあくまでも結果が伴わないことであって、決して懲罰的な意味合いではない、と説明しているように聞こえた。
その広島戦は7回途中5失点で、今季10敗目を喫した。ここまで20試合に先発し、4勝しか挙げていない。防御率は4点台で、QS(先発投手が6回以上投げて、自責点3以内)の達成率は50%だ。
「ここまで調子が悪いとは…」
と首を傾げているのは、DeNA首脳陣だけではない。ワンマンショーのような、圧倒的なピッチングを期待していた球界関係者は多いはずだ。
ではなぜ、勝てないのか。
「NPB在籍は通算2年目。2023年に在籍した経験を踏まえ、ナックルカーブを新たに習得してシーズンに臨みました。ところがまだ完璧ではないからか、高めに浮き、痛打を食らうケースが目立ちました。広い球場で投げた方が、好成績を残せるタイプなのかもしれません」(球団関係者)
今季、バウアーの被本塁打数は15。2023年も14本塁打を献上した。また、今季の被本塁打15を「球場別」で見てみると、10本が横浜スタジアムでのものだった。4勝全てを挙げているのも横浜スタジアムだが…。
NPB対策で習得したナックルカーブが高めに浮いてしまう以上、打者天国の狭い横浜スタジアムで投げ続ければ、「ホームラン・プレゼンター」のままだ。ナックルカーブにこだわるのをやめるか、広域球場を本拠地とする他球団に移籍するしかない。
「アッパースイングの多いメジャーリーグでは、バウアーの高めの速球が有効的でした。『NPBで高めの投球は禁物』であることは分かっているはず。低めの投球で勝負する配球を再構築しなければなりません」(球界関係者)
バウアーはストイックな性格で有名だが、それも裏目に出てしまったようだ。
「登板翌日にも自身が決めた距離をランニングし、かつダッシュトレーニングもします。その後、サウナでタップリ汗をかき、水風呂に入って、またサウナに入って…を繰り返していました」(前出・球団関係者)
暑さで日本中がウンザリさせられた6月や7月にも、そのルーティンは続けられた。周囲は心配して見ていたが、バウアーが「中4日で投げさせろ」と吠えていた頃である。
勝てない理由は、ナックルカーブのせいだけではないような気もしてくるが…。
(飯山満/スポーツライター)
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