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記事全文を読む→「天下一品」こってりラーメンに「ゴキブリ混入」事件でラーメン店オーナーが嘆く現実「害虫を防ぐのはムリ。2ミリの隙間があれば…」
ラーメンチェーン「天下一品」の公式サイトに〈異物混入に関するお詫びとご報告〉と題するリリースが掲載された。8月24日に京都市の「天下一品 新京極三条店」で提供したラーメンに害虫が混入していたと発表した一件についてのものだ。
20代の女性が注文した「こってりラーメン」のスープに、体長約1センチのゴキブリの死骸が混入していたという。9月2日に業者による害虫駆除を行い、翌3日に運営会社が保健所に報告している。
問題発覚後の対応の遅れが批判を浴びる「天下一品」だが、混入したこと自体には同情的な見方が。都内で複数の店舗を経営するラーメン店オーナーは、
「どれだけ注意しても、害虫の混入は防ぎきれない」
と断言する。いったいなぜか。
「2ミリの隙間があれば、入ってくるのがゴキブリ。ウチも可能な限りの対策を講じているんですが、厨房の配管や排水口、エアコンのダクト、換気扇など、どれだけ塞いでも建物の構造次第で侵入口ができてしまう。専門業者に頼んで月1回ペースで駆除していますが『来るときは来る』というのが現実ですね」
最大の侵入経路となるのは入り口だ。ラーメン店オーナーが続ける。
「営業中にお客さんがドアを開けた瞬間、外からゴキブリやハエが飛び込んでくるケースは防ぎようがない。特に夏場の夜間は街灯に虫が集まりやすく、そのまま店内に侵入してしまう。害虫対策で二重扉にしている飲食店もありますが、それでも完璧に防げていませんよ」
そんな話を聞くとなるほど、同情する気持ちになってくるが、異物混入のリスクがあるのは、なにも害虫だけではなかった。
「従業員は帽子とマスクを着け、厨房の掃除を徹底しても、店内を舞っているホコリなどが配膳中に入ることがあります。お客さんから『髪の毛が入っていた』とのご注意を受けるのですが、確認したところ従業員のものではなく、お客さんやお連れの方の毛髪と思われるケースが何度かありました。こうしたものも含めて、異物の混入はゼロにできないんです」(前出・ラーメン店オーナー)
害虫、異物との闘いは、飲食店の宿命なのであった。
(川瀬大輔)
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