スポーツ
Posted on 2025年09月22日 11:15

【世界陸上】61万人超が入場でも日本勢「メダル2個」の切なすぎる現実

2025年09月22日 11:15

 34年ぶりに東京で開催された世界陸上が9日間の日程を終えて閉幕した。

 日本陸連会長に就任して約3か月の有森裕子氏は、「34年前に東京大会に出場した自分と重ね合わせ、毎日が感動の連続だった」と万感の思いを語った。世界陸連のセバスチャン・コー会長も「記憶に残る素晴らしい大会」と絶賛し、大会は一定の成功を収めた。

 懸念された観客動員数は、最終的に61万9288人を記録。当初は50万人突破が目標とされ、都内の小学生らの無料招待など工夫を凝らした結果、なんとか面目を保つ形となった。今回の東京開催は、国立競技場の稼働問題とも深く関わっている。五輪後には球技専用スタジアムへの改築案もあったが、物価高で建設費が高騰。「それなら世界陸上を呼んだ方がいい」との判断から、急きょ34年ぶりの東京開催が実現したという。

 一方、日本勢の成績は厳しいものとなった。メダル数は過去最多4個には届かず、2個にとどまった。8位以内は過去最多を記録したものの、やり投げの北口榛花や100メートルのサニブラウン・ハキームが予選落ちするなど、地元開催の利を生かすことはできなかった。

 注目を集めた男子400メートルリレー決勝では、強豪ジャマイカや英国が予選敗退する波乱があり、日本にもメダルのチャンスが広がった。しかし、3走の桐生祥秀が途中で足をつるアクシデントが発生し、結果は6位に終わった。陸連関係者は「日本はバトンパス技術で世界に食らいついてきたが、今や世界のトップも技術を磨いてきた」と語り、競技力の底上げが急務であることを示唆した。

 東京開催は大きな意義を残したが、日本が再びメダル争いに食い込むには、さらなるレベルアップが欠かせない。

(小田龍司)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2013年11月26日 10:00

    11月8日、歌手・島倉千代子(享年75)が肝臓ガンで死去した。島倉といえば、演歌の王道を歩むように、その生き様は苦労の連続だった。中でも、莫大な借金返済で味わった地獄は理不尽極まりなかったようで──。島倉は、男を信じて手形の保証人となったせ...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年05月07日 07:00

    メジャーリーグの3月・4月の月間MVPにはドジャースの大谷翔平が選ばれ、投手部門での初受賞となった。5試合に先発登板して2勝1敗、防御率0.60の好成績からして、文句ナシの選出だったことは想像に難くない。しかし日本球界では、セ・リーグの3月...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年05月07日 11:30

    借金13、単独最下位。4月の時点で早くも重苦しい空気に包まれていた中日が、苦境打破の願掛けとして持ち出したのが、古来の験担ぎである「盛り塩」だった。それがわずか10日で、税込650円のおにぎりに化けた。バンテリンドームナゴヤで5月4日から発...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/4/28発売
    ■680円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク