記録的猛暑に見舞われる今夏、エアコン室外機の「耐熱性能」が改めて注目されている。特に話題を集めたのが、ダイキンが展開する「外気温50℃まで耐えられる室外機」だ。一部機種(Dシリーズ)には、カタログに「高外気タフネス冷房(外気温50℃対応)」...
記事全文を読む→伝統の一戦で優勝は絶望的に…浦和レッズが鹿島に完敗した「監督の決断力」埋めがたい差
「常勝軍団復活」を目指す両チームにとって、対照的な内容と結果になった。
ダービーマッチでもない。「クラシコ」と呼ばれているわけでもない。それでも誰もが認める伝統の一戦、浦和レッズVS鹿島アントラーズ戦が、満員の埼玉スタジアムで行われた。
普通に考えれば、首位の京都サンガと勝ち点で並び、得失点差で2位の鹿島が6-4で有利。ただ、会場は浦和のホーム「埼スタ」である。5-5、いや6-4で浦和が有利と言っても言い過ぎではない。
現に試合開始から、浦和が主導権を握った。ところが14分、鹿島の鈴木優磨が浦和のGK西川周作にプレスをかけてを誘い、ボールを奪うと左足で押し込み、鹿島が先制する。この虎の子の1点を守り切った鹿島が勝利した。京都が敗れたため、鹿島は首位に立つ。敗れた浦和は鹿島に勝ち点差11をつけられ、優勝は絶望的となった。
この試合を振り返ると、浦和は試合の主導権を握り、多くのチャンスと決定機を作りながら、決めきれなかった。逆に数少ないチャンスをモノにしたのが鹿島。まさに鹿島の伝統である勝負強さを発揮した試合だった。
それ以上に対照的だったのは、監督の采配だ。鹿島の鬼木達監督は1点リードしていながらも、ハーフタイムで2枚代え、知念慶と松村優太を投入。通常ならば、リードしているチームがハーフタイムで2人も交代させることは考えにくい。しかし鬼木監督は後半、浦和が攻撃的に前に出てくることを予想し、押し込まれる前に先手を打ったのである。
特に昨季のデュエル王(1対1でボールを奪い合い)である、知念の投入は大きかった。ボール奪取、運動量で浦和の攻撃の芽を次から次へと摘んでいった。その後は守備に追われて疲れが見えたレオ・セアラ、アレクサンダル・チャヴリッチを代え、最後は足がつって動けない鈴木を代えた。川崎フロンターレ監督時代から決断が早く、主力選手でも思い切って代えていた。
浦和はこれまで、選手交代が課題といわれてきた。今回の試合でも、マチェイ・スコルジャ監督の選手交代は後手に回った。勝たなければ優勝争いに食い込めない。勝つためには2点取らないといけない。そんな状況なのに、ハーフタイムでの交代はなし。57分に小森飛絢を投入して松尾佑介とツートップにしたが、大きく流れを変えるまではいかなかった。72分にイサーク・キーセ・テリン、中島翔哉、関根貴大の3人を投入して勝負をかけたが、得点は奪えなかった。確かに決定機は作ったが、ベンチの動きが遅く、鹿島の術中にハマッていった。
鬼木監督が就任してから、チームの方向性がハッキリしてきた。だから浦和戦に勝っても、誰も満足していない。目指しているサッカーは、もっとレベルが高い。だからといって、負けてはいけない。負けたらサポーターが黙っていない。それを知っているからこそ、結果を出しながらチームを作っていくしかない。それを監督、選手が理解していることが、今の鹿島の強さにつながっている。
一方の浦和には技術の高い選手、良い選手がたくさんいるのに、その選手たちの特徴を最大限に生かしていない。監督が代わるたび、1からチームを作っている感じがして、継続性がない。どういうサッカーを目指すのか、そのためにどういう選手が必要なのか。そこから再スタートするべきだ。
(渡辺達也)
1957年生まれ。カテゴリーを問わず幅広く取材を行い、過去6回のワールドカップを取材。そのほか、ワールドカップ・アジア予選、アジアカップなど、数多くの大会を取材してきた。
アサ芸チョイス
胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...
記事全文を読む→気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...
記事全文を読む→急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...
記事全文を読む→