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記事全文を読む→サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「セキトバイーストが勝ち負け」
秋の東京・京都開催は2週目を迎える。東京のメインは、17年より府中牝馬Sの冠名だったアイルランドトロフィーが今年から重賞名となった。これまで同様、エリザベス女王杯の前哨戦(1着馬に優先出走権が与えられる)としての位置づけは変わりなく、3歳上の精鋭牝馬が集う見応えある一戦。毎年フルゲート、もしくはそれに近い頭数で競われており、馬券的にもおもしろい競馬になること請け合いだ。
今年もヴィクトリアM7着以来になるアドマイヤマツリ、関屋記念を勝って勢いに乗るカナテープ、阪神牝馬Sを制したサフィラ、府中牝馬Sの勝ち馬セキトバイースト、13番人気ながら京成杯AHで勝利を収めたホウオウラスカーズ、関屋記念2着惜敗のボンドガール、クイーンC僅差4着のライラックといった既成勢力が有力候補として挙げられるが、前走勝ち上がってオープン入りした新興勢も少なくなく、どう転ぶか予断を許さない。
まずはデータを見てみよう。02年に馬単が導入されて以降、これまでの23年間を振り返ってみると、その馬単での万馬券は8回(馬連は2回)。この間、1、2番人気馬によるワンツー決着は1回のみ。とはいえ、特に大きく荒れることは少なく、中穴傾向のハンデ重賞とみてよさそうだ。
牝馬は消長が激しいというが、4歳、5歳馬が連対馬の90%以上を誇っており、最も充実しているこの2世代に焦点を絞るべきだろう。当方も4歳馬セキトバイーストに期待する。
府中牝馬Sを勝って以来、3カ月半ぶりの実戦になるが、中間の稽古量、動きのよさから8分以上に仕上がっているとみている。気のいい牝馬で、鉄砲駆けの実績もあり、いきなりでも十分持てる力を発揮していい。
1週前の追い切り内容も力強くてリズム感たっぷり。四位調教師をはじめ、厩舎スタッフも「本番を見据え、きっちり繋げられる競馬ができそう。楽しみ」と状態のよさを強調しているほどだ。
近5走はすべて1800メートル戦を使われており〈3 0 0 2〉。距離、コースとも得意にしている舞台だけに、勝ち負けとみる。
一方のスワンSは、マイルCSの前哨戦(勝ち馬に優先出走権)。こちらは別定戦だが、過去23年間で馬単での万馬券は、なんと15回(馬連は3回)もあり、もはや荒れる重賞と言っていいだろう。
最も期待を寄せてみたいのは、スカイロケットだ。
前走の朱鷺Sは、展開不向きの中で7着に敗れたが、最速の上がり脚で勝ち馬とはコンマ5秒差。負けはしたが、今回に期待を持たせる好内容だった。
この中間もいたって順調。1週前の追い切りも軽快で、文句なしである。
過去19戦中マイル戦は1度のみ。典型的な短距離馬で、勝ち鞍の4勝すべてを1400メートル戦で挙げているように、この距離を最も得意としている。しかも末脚はピカイチで切れ味が身上。直線が長く、下り坂になる京都の外回りコースは持ち味が最も生きるというものだ。
陣営も「早くからここを目標にしていて、実にいい感じできている。強敵相手だが、そう差はないと思っている」と、ヤル気をにじませている。であれば“一発”十分だ。
近親、一族には名種牡馬として知られるストームキャット(GⅠヤングアメリカS)など活躍馬、名馬がズラリといる血筋。重ねて強調するが、7ハロン戦がベストの馬。良馬場条件に大きく狙ってみたい。
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