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記事全文を読む→今年も「え、誰?」巨人ドラフト2位が「ナゾ枠」になっているウラ事情
今年のプロ野球ドラフト会議では支配下73人、育成43人が指名された。会場が最も盛り上がったのは、米スタンフォード大学に留学中の佐々木麟太郎の名前がアナウンスされた瞬間。そして首を傾げてしまったのは「巨人の2位指名」だった。
「これは『ナゾ枠』と呼ばれました」(スポーツマスコミ関係者)
今年の2位指名は、早稲田大学のサイドスロー右腕・田和廉投手だった。その名前が呼ばれた際、会場が驚いた理由は簡単だ。早大4年生のエースである伊藤樹(楽天2位)は、アマ野球ファンの間で知られていた。失礼ながら、田和はさほど有名ではなかったのだ。
「今年は大学生の野手、投手ともに当たり年でした。いい選手がたくさんいて、2人以上が指名された大学もありました。明治大学では4年生エースの毛利海大(ロッテ2位)よりも、主にリリーフだった大川慈英(日本ハム1位)が先に指名されましたね」(スポーツ紙記者)
近年の巨人2位指名を見ると「どうして?」と思ってしまう。昨年の2位は浦田俊輔だった。1位で石塚裕惺を獲り、同じショートを守る大学生内野手を指名。さらに3位でも内野手の荒巻悠を獲っている。石塚は将来の主砲候補、浦田はリードオフマンタイプ、荒巻は長打のパワーヒッターと打撃スタイルは異なるが、「上位3人が内野手」は異例だった。
「2023年はHonda鈴鹿から森田駿哉を2位指名しました。下位指名ならともかく、26歳の投手の2位指名にはビックリさせられましたね」(前出・スポーツ紙記者)
2022年も高校生外野手の浅野翔吾を1位指名し、2位で大学生外野手の萩尾匡也を獲った。
「補強したいポジション」があったら複数人を指名する、というのが巨人の傾向のようだ。
「田和は2年生の時にトミー・ジョン手術を受け、本格的な復帰は4年生の途中からでした。ただ、スカウト会議で映像を見た阿部慎之助監督が彼のシンカーに『スゴイ!』を連呼していました」(読売グループ関係者)
右サイドハンドのシンカー軌道は独特だという。阿部監督は先発での起用をイメージしているそうだ。1位の竹丸和幸(鷺宮製作所)、3位・山城京平(亜細亜大学)などの新人が「即戦力」の評価通りであれば来季、先発ローテーションのメンバーが大きく入れ替わるかもしれない。トコトン補充する巨人ドラフトの成果や、いかに。
(飯山満/スポーツライター)
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