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記事全文を読む→三又又三の「社長、前借りいいですか?」〈あきらめる力〉
元気ですか〜!(猪木風)。還暦ブレイクを本気で狙っている三又又三(58)です。
みなさんご存じかと思いますが、高市早苗総理が流行語大賞にノミネートされました。
「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」
就任演説の言葉を聞いた時、率直に思ったんです。「当たり前だよ」って(笑)。
武田鉄矢さんも「母に捧げるバラード」でこう歌ってるじゃないですか。
「死ぬ気で働いてみろ。鉄矢、働いて働いて働き抜いて」
高市総理が「馬車馬のように働いてもらう」と言って、案の定、その部分だけを切り取られて猛批判されましたが、これも時代の流れなんでしょうね。
でも、こんな単純なフレーズで流行語大賞の候補になったんですから、改めて思いましたよ。声を高らかに力強く、堂々と繰り返すと、もっともらしく聞こえるし、「いいこと言った!」ってなるんですよ。
例えば上司から「おい、ノルマ達成できるのか?」って聞かれて「頑張ります」と答えても「本当か?」「本当にやれるのか?」なんて無意味な問答が続きがちですけど、
「頑張って頑張って頑張って頑張り抜きます!」
最初にこう伝えることで反応がまったく違ってくる。
「わかった。気持ちは受け取ったから結果を出してくれ」と上司も納得して次のステップに進めるんです。
僕だって、たま〜にですけど、働いて働いて働きまくってますからね。不動産業界は、基本的に土日は出勤。お客さんをスムーズに物件へ案内するため、資料の作成と整理は必須。そのため、前日には遅くまで残業することも‥‥。ただでさえ仕事量が多いのに、僕はいまだにパソコンがうまく使えない。普通の人なら1時間で終わる作業を2時間、3時間かけてやってるですから、一緒に残業している仲間たちには申し訳ない気持ちでいっぱいですよ。
みなさん朝9時前には出社してますから、時計の針が一周しようかって頃には空気もどんどん重くなっていくわけです。
愚痴だって言いますよ。残業を乗り越えられる理由は、あきらめているから。この「あきらめる力」について説明しましょう。
とりわけ20代の子たちは「ああなりたい」「自分はこうしたい」と理想を抱いて社会に飛び込んでくる。だけど、どんな組織にもルールや文化が存在します。実力のない新人が自己実現できるほど甘くはありません。「本当はこうしたいのに‥‥」「もっといい環境はないのか」と欲を持つから仕事が続かないのです。
僕自身、パソコンは大の苦手。でも、それを嘆いていては何も始まらない。「できない」ことを認め、あきらめて努力するしかないんです。あきらめの境地に達すれば、怖いものはありません。それに加えて、作家の吉川英治さんが好んで使った「我以外皆我師也」の教えですよ。自分以外の人や物、すべてが師と思えば、どんな過酷な環境も自分を成長させる試練だと思って受け入れることができるはず。
それでも「仕事がツラい」「辞めたい」と思ったら? そこで試してほしい三又の教えが「会社を寺だと思え」です。
僕はどんなに遅くまで残業しても、翌日は始業前に出勤してみんなと一緒に掃除をします。それが決まりですから。ヘトヘトになりながら店の看板や窓を雑巾で磨き上げていると、たまに思うんです。「これって寺じゃん」って(笑)。修行僧だと思えばツラくない! 気の持ち方が肝心ですね。
三又又三(みまた・またぞう)株式会社TAP所属のお笑い芸人。「踊る! さんま御殿!!」(日テレ系)、「志村けんのバカ殿様」(フジ系)等数々のバラエティーに出演。2023年より不動産会社に勤務し、芸人との二刀流で活動。今夏より漫才協会に入会。
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