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記事全文を読む→侍ジャパンWBC打順の分析データ「最適と最悪の打順」その差は1試合「たった0.15点」ならば重要なのは「スタメンと打席数」
3月のWBC世界一連覇に向けて、侍ジャパンの打順をどう組むべきか。当然ながら、それは井端弘和監督が決めることだが、とかくプロ野球ファンは口を出したくなるもの。それぞれが監督になった気分で、ああだこうだと持論を言いたくなるのだ。
ここに興味深い分析結果がある。元日本ハムでブルージェイズの分析官・加藤豪将氏が、X上でこのテーマに言及した。
加藤氏はカリフォルニアの高校を卒業後、ヤンキースとマイナー契約を結び、2022年4月にプロ入り10年目でブルージェイズの開幕ロースター入りを果たした。
その後、同年10月のドラフト会議で日本ハムから3位指名を受けて日本球界へ。MLB経験者がNPBの球団にドラフト指名で入団するのは多田野数人以来で、野手としては史上初という異色の経歴を持つ。
統計上、9人の打順の組み合わせは36万2880通り。加藤氏によれば、その中で「最も良い打順」と「最も悪い打順」を比べても、統計的には1試合あたり0.15点しか変わらないという。
「それだけ?」と拍子抜けする数字かもしれない。だが162試合のMLBシーズンで考えれば、この差は25~40点、勝利数にして約2.5~4勝分の開きを生むというのだから、長丁場では無視できない差になるわけだ。
一方で、最大7試合のWBCのような短期決戦では、話が違ってくる。加藤氏は、打順の並び以上に重要なのは「誰をスタメンで使うか」「誰に打席を与えるか」という選択だと指摘する。4~5打席に立つ選手と、ベンチに座ったまま1打席も与えられない選手とでは、試合への貢献度がまるで違ってくる。「短期決戦は運の要素も大きい。だからこそ予測が難しく、野球はエンタメとして面白い」と加藤氏は言うのだ。
そしてこの議論に参戦したのが、昨シーズン限りで現役を引退した中田翔氏だった。「すぽると!」(フジテレビ系)に出演した中田氏は、警戒される大谷翔平の「後ろ」を厚くすることが得点力アップの鍵だと語る。
出塁率と選球眼に優れるソフトバンク・近藤健介を3番に置き、さらに「村上選手は個人的に4番から外したくなかった」と、ホワイトソックスに加入した村上宗隆を4番に据えた。統計的に打順の差は小さいとはいえ、経験豊富な現場の視点では、やはり大谷の後ろを固めることが重要だとの判断だった。
最強打者・大谷を何番に置くか。だが加藤氏の指摘を踏まえれば、打順による得点差は1試合あたり、わずか0.15点。7試合制のスプリントでは、この差は運に埋もれてしまう可能性が高い。重要なのは適切な選手を選び、調子を上げることだ。
監督になったつもりの野球ファンからは「選手に希望する打順を聞いて、そのまま並べるのが最適解」といった議論、意見も。選手の希望を優先した方が、結果的にいいパフォーマンスを引き出せる、という理屈だ。
井端監督がどんなオーダーで挑むのか、そして誰にスタメンの座を託すのか。その決断いかんで、世界一連覇の扉は…。
(ケン高田)
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