スポーツ
Posted on 2026年03月19日 10:00

サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論〈エアビーアゲイルが勝つ〉

2026年03月19日 10:00

 3月22日㊐は、阪神で阪神大賞典、中京で愛知杯が行われる。

 阪神大賞典は周知のように天皇賞・春の前哨戦(1着馬に優先出走権)。これまで大きく荒れたことはなく、03年に馬単が導入されて以降の過去23年間、馬単による万馬券は1回のみ。有力候補とみられている馬たちが、本番に向けてどんな走りをするのか、しっかりと見極めたいところだ。

 中山の重賞は21日㊏のフラワーC。桜花賞のトライアルはすべて終了しており、3歳牝馬による重賞ながら、勝ち馬に優先出走権が与えられることはないが、ここで勝ち負けして桜花賞へ向かう馬も少なからずいる。しかし、過去10年で5頭が挑戦して5頭とも馬券圏外に敗れており、近年は桜花賞より、オークスへ照準を合わせている馬たちによる重賞だ。

 まずは、過去のデータを見てみよう。03年以降の過去23年間、馬単での万馬券は4回(馬連は2回)。この間、1番人気馬は7勝(2着6回)、2番人気馬も7勝(2着2回)。1、2番人気馬によるワンツー決着は2回と、中穴傾向と言っていいだろう。

 今年も顔ぶれは悪くない。目下連勝中のアメティスタ、1戦1勝のイクシード(イクイノックスの全妹)、クリスレジーナ、ゴディアーモ、3戦3連対のエアビーアゲイル、札幌2歳S3着の実績を持つスマートプリエールなど、好素材馬ぞろいである。

 いろいろ踏まえたうえで最も期待を寄せてみたいのは、エアビーアゲイルだ。

 未勝利戦を勝ったあとの前走は1勝クラスの平場で2着。特別視するほどの内容ではなかったものの、かといって悲観するものでもなかった。派手さはないが、これまで②①②着。一戦ごとに力をつけてきていることを思えば、重賞でも十分にやれてよく、狙いを定めてみた。

 そもそもこの一族(母系)は堅実で、大崩れのない勝負強さが特徴。そのあたりの血が魅力でもある。曾祖母にエアデジャヴー(オークス2着)を持ち、半兄は大阪杯を連覇したベラジオオペラ。そして近親、一族にエアシャカール(皐月賞、菊花賞)やエアメサイア(秋華賞)など活躍馬が多くいることを思えば、読者の方にも納得していただけるのではないか。

 前走後は短期放牧でリフレッシュ。ここを目標にしっかりと調整されている。稽古の動きにも力強さが出てきているように、良化ぶりは明らかだ。「雰囲気がよくなり、馬体にボリューム感が出てきた。うちの期待馬の1頭で、これからが楽しみ」と、辻野調教師をはじめ、厩舎スタッフが期待のほどを口にしている。

 ならば、強敵相手のここでもチャンスは十分、大きく狙ってみたい。

 そして穴中の穴は、リュクスパトロールだ。

 前走のフェアリーSは12着に敗れたが、新馬戦を勝ち上がったあとの一戦。落ち着きを欠いていたことを思えば、体調が本当ではなかったのだろう。しかし、着順ほど大きく負けたわけではなく、体調さえ整えば巻き返しは可能だ。

 新馬戦が420キロ、前走が418キロと小柄ではあるが、アカ抜けた好馬体で素質のよさは確か。母系はGⅠ血統だけに“一発”があってもいい。

 冒頭で少し触れた阪神大賞典は、マイネルエンペラーが狙いだ。

 骨折により8カ月ぶりのレースとなった昨年の有馬記念が9着、続くAJCCは11着と復帰後の成績はイマイチだが、2度使われたことで体が締まってきた。この中間は稽古の動きも素軽くなっており、ようやく本来の姿を取り戻してきた印象だった。

 ゴールドシップ産駒で長丁場はドンとこいのクチ。骨折前の昨春は日経賞を勝ち、天皇賞・春でも5着に好走している実力馬だけに、あらためて期待したい。

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