30歳、40歳、50歳……年齢の節目とともに意識せざるを得ないのが“男性特有の悩み”。いつまでもオトコらしく自信を持ちたいと考える男性は敏感になって当たり前だが、ここで朗報が!「テストインクリース」という国内で初めて採用された成...
記事全文を読む→佐藤誠「取調室の裏側」〈匿名通信システムで犯罪を外注。警察が追うトクリュウの最深部〉
暴力団による旧来の経済活動は根底から変容しつつある。典型例が、前回で紹介した上野、羽田、香港で立て続けに発生した現金強奪事件だ。本来は反目するはずの組織の組員が利害一致のために協力する「犯罪のジョイントベンチャー(JV)化」が浮き彫りとなった。
組織犯罪が根本的変節を余儀なくされた背景には、「暴力団員は生きているだけで罪」とする暴排条例の浸透による弱体化だ。その隙間を埋めるように「半グレ」が跋扈した。組織は「受け子」「出し子」など実行犯を階層化し、配置する完全な分業制へと移行し、逮捕リスクを分散。こうして流動型犯罪グループの原型ができ上がると、あたかも「犯罪法人」のように犯行を重ねた。
デジタル技術を土台に、その仕組みを磨き上げたのが、SNSを通じて離合集散する匿名・流動型犯罪グループ、通称「トクリュウ」だ。連絡に秘匿性の高いアプリの使用を常態化。この「匿名通信システム」が連中の生命線となり、犯罪の構造を塗り替えた。
かつては「人」の絆が組織を形作っていたが、現代では「システム」が組織を構築し、犯罪を成立させている。トクリュウという呼称は、特殊な犯罪集団を想起させるが、実態は「犯罪の外注」にすぎない。「匿名通信システム」をプラットフォームとして持つ者が、顔の見えない誰かに犯罪を発注し、利益を吸い上げる。それが可能になった今、犯罪が「サービス産業化」しているのだ。
そこには切った張ったも、疑似家族を形成する盃もない。金という目的だけで「契約」を結び、仕事を実行するだけの無機質な「犯罪集合体」だ。警察が狙うのは駒である実行犯ではなく、「悪のインフラ」を構築し、犯罪JVを操り、犯罪を配給する者たちにほかならない。
首謀者は海外拠点にいるとよく言われているが、俺の読みは逆だ。極めて優れた「匿名通信システム」の秘匿性に絶対の自信を持ち、捕まるはずがないとたかを括っている。案外、国内で平然と暮らし、犯罪者の仮面をはがされることもなく、日常生活を送っているのではないだろうか。
そうした首謀者は、使い捨ての「闇バイト」を差配し、次なる犯罪を画策していると俺は見る。ここ数年、都内で相次ぐ不可解な強盗事件がその証左だ。23年の中央区銀座の高級腕時計店や、今年2月の新宿区四谷の貴金属店。白昼堂々と襲撃されたが、真の狙いは金品ではないはずだ。
街中を「実証実験」の場に利用して、警察が現場に駆けつける臨場時間、野次馬の反応、逃走の死角――収集したデータを分析し、アップデートしながらより洗練された犯罪パッケージとして、「外注」される。
「素人」でも実行可能な確実性の高い商品として売りさばかれれば、旧来の捜査手法では追いつけない。
佐藤誠(さとう・まこと)警視庁捜査一課殺人犯捜査第一係、通称「サツイチ」の元取調官。1983年、警視庁入庁。2004年に捜査一課に配属。『伝説の落とし屋』と呼ばれる。「木原事件」で木原誠二氏の妻・X子さんの取調べを担当。2022年に退官。
佐藤誠の相談室
https://satomakoto.jp/
アサ芸チョイス
40年の歴史に幕を下ろした「アッコにおまかせ!」(TBS系)の後継番組が始まったが、MCに上田晋也(くりぃむしちゅー)を据えての情報番組「上田晋也のサンデーQ」だと聞いた時、「今年の『24時間テレビ』(日本テレビ系)はどうなるんだろう」くら...
記事全文を読む→4月8日のDeNA戦。それは延長10回のリリーフ登板ではあったものの、ようやくプロ8年目での初勝利だった。中日・根尾昂が投手に専念して、5年目で摑んだ白星である。根尾を祝福する声は多く聞かれたが、心配なのは「チームの悪い流れ」だ。この日の先...
記事全文を読む→本拠地でのパイレーツ戦(日本時間4月11日)に今季3度目の先発登板が予定されている今永昇太の復活のカギは、球速アップだという。15勝した一昨年に比べ、昨年はシーズン後半に打ち込まれるシーンが続いた。そのことで契約の見直しがあり、一度はFAと...
記事全文を読む→
