新緑がまぶしい、5月のキャンプシーズン。週末ともなれば、各地のキャンプ場は家族連れやグループ客の歓声で賑わうが、その一方で、驚くほど静まり返った「異空間」がある。近年は「キャンプ=焚き火とBBQ」という常識を真っ向から覆す、通称「サイレント...
記事全文を読む→佐藤誠「取調室の裏側」〈前代未聞の「裸の遺体撮影」事件。人材変質が招く警察組織の崩壊〉
2月27日に警視庁が発表した不祥事は、前代未聞の「事件」だ。警察の信頼を揺るがす事態にもかかわらず、発覚から約3カ月経って組織が示したのは「管理体制の徹底」という表面的な指示にすぎなかった。
事の発端は、昨年9月にさかのぼる。綾瀬署(足立区)の52歳の巡査部長が、女子高生のスカート内を盗撮して逮捕された。ところがこの性犯罪は、家宅捜索によって一変する。自宅から18人の女性の遺体を収めた、480枚に及ぶ写真が発見されたからだ。
「性的欲求を満たすためだった」
男の供述で、底知れぬ「闇」が浮き彫りになる。
09年から13年間で赤羽署(北区)、城東署(江東区)、府中署(府中市)と鑑識係として勤務した男は、以下のように歪んだ私欲を満たしていた。
通常、警察署の霊安室では、事件性の有無や死因を特定する「検視」が行われる。そこでは警部補、巡査部長、警察医が立ち会い、鑑識が補助を担うこともある。その静謐を保つべき場で、男は周囲の目を盗みわずかな隙を見計らっては、物言わぬ女性たちの裸身をスマホのレンズに収め続けていた。
これまで警察捜査は、ある種の「性善説」によって支えられてきた。鑑識という証拠と尊厳を守るべき当事者が、遺体をみずからの性的な対象に貶めるとは、想像すらしていなかった。
ところが、この蛮行を裁く法律は存在しない。現行法には死体損壊罪が存在するが、肉体への直接的な損壊を伴わない「視覚的な搾取」は、今の法律では裁くことができないのだ。結局、遺体写真を持ち帰った窃盗容疑と、家宅捜索で発覚した児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで書類送検されたのみ。肝心の「遺体撮影」という卑劣な冒瀆行為に対しては、法的な処分は下されていない。懲戒免職を受け、組織を去ったにすぎないのだ。
警視庁はデータの外部流出を否定し、遺族への説明や謝罪の予定はないとした。尊厳を踏みにじられた被害者の遺族が納得できるはずもない。警察官の雇用主である東京都に対し、国家賠償請求訴訟を提起し、その責任を問うのも選択肢だ。
もはや「死体侮辱罪」のような法整備を真剣に議論すべき時期に来ているのではないか。
こうした警察官の「質」の低下は、警視庁に限った話ではない。1月には埼玉県警羽生署(羽生市)の25歳の刑事が、検視で訪れた民家を「下見」に利用し、約1カ月後に金品を盗み逮捕される事件も起きた。
不祥事が後を絶たない背景には、人材の深刻な変質がある。警察官採用試験の受験者数は、この15年間で約3分の1に激減。質の維持は困難なのが実情だ。組織では正義を貫こうとする者は「厄介者」として疎まれ、適性を欠く者が紛れ込む。警察組織は内部から崩壊の末路を辿っているのではないか。
佐藤誠(さとう・まこと)警視庁捜査一課殺人犯捜査第一係、通称「サツイチ」の元取調官。1983年、警視庁入庁。2004年に捜査一課に配属。『伝説の落とし屋』と呼ばれる。「木原事件」で木原誠二氏の妻・X子さんの取調べを担当。2022年に退官。
佐藤誠の相談室
https://satomakoto.jp/
アサ芸チョイス
11月8日、歌手・島倉千代子(享年75)が肝臓ガンで死去した。島倉といえば、演歌の王道を歩むように、その生き様は苦労の連続だった。中でも、莫大な借金返済で味わった地獄は理不尽極まりなかったようで──。島倉は、男を信じて手形の保証人となったせ...
記事全文を読む→バナナマンの日村勇紀が当面の間休養に専念すると、所属事務所ホリプロコムの公式サイトで発表した。今年に入ってから体調を崩すことが多く、医療機関を受診した結果、休養が必要との判断に至ったのだという。「心身の回復を第一に、コンディションを整えなが...
記事全文を読む→衝撃的なトレードを成立させたのは、横浜DeNAベイスターズと福岡ソフトバンクホークス。両球団が「山本祐大と尾形崇斗、井上朋也の交換トレードが成立したこと」を発表したのだ。「DeNAは山本という正捕手の放出、それもシーズン中のトレードだったの...
記事全文を読む→
