社会
Posted on 2026年05月18日 06:45

SNS節約術の失敗とおトク「固定費カット至上主義」は本当に有効か「危険な方法」を回避せよ

2026年05月18日 06:45

 止まらない物価高の影響で、SNSやYouTubeでは「節約」というキーワードがあふれている。特によく見かけるのが「まずは固定費を削れ」という節約術だ。
 確かに通信費や保険料、サブスクなどの固定費を見直せば、自動的に毎月の支出が減るため、効果は大きい。いったん削減すれば継続的に節約できることから、「最強の節約術」のように語られがちである。

 しかし最近は、その考え方が極端になりすぎているケースが目立つ。安さだけを追求した結果、逆に不便や損失を招くことがあるのだ。典型的なのが「格安SIMに替えれば年間数万円お得」というものだ。もちろん合う人には有効だが、通信速度やサポート体制が変わることで、不便を感じたりも。

 実際に筆者自身も固定費削減のために、楽天モバイルから格安SIMへと変更した経験がある。月額料金は確かに下がったものの、海外出張時に思わぬ問題が起きた。現地でクレジットカード決済をする際、本人認証用のSMSを受信できなかったのだ。
 近年は不正利用防止のため、カード決済時にSMS認証を求められるケースが増えている。しかし通信環境によっては、海外でSMS受信が不安定になることがある。

SNS映えする過剰な節約よりも…

「エアコンを極力、使わない」「暖房は我慢」といった節約も危険だ。特に近年の猛暑では、熱中症リスクが高まり、体調を崩せば医療費や仕事への影響が跳ね返ってくる。数千円の電気代を惜しんだ結果、数万円単位の損失になることは珍しくない。
 さらにSNSでは「保険は全て解約すべき」と断言する投稿がある。現実的には貯蓄状況や家族構成によって必要な保障は変わる。極論だけを信じてゼロに振り切るのは危ういかもしれない。

 見落とされがちなのは、毎日使う物への投資だ。安価な椅子や寝具を使
い続けて腰痛や睡眠不足になれば、生活の質も仕事効率も下がる。節約したつもりが、あとから高くつく典型例と言える。

 本来の節約とは、生活を壊さずに無駄を減らすこと。SNS映えする過剰な節約より「長く無理なく続けられるか」という視点が欠かせないのだ。

(カワノアユミ)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年09月25日 06:45

    世界最大の動画プラットフォーム「YouTube」が、摂食障害および過食に関するコミュニティーガイドラインと広告ポリシーを大幅に改定した。過度な食べ物のため込みや、極端なカロリー制限、減量の繰り返しなど、視聴者がマネをする危険性がある「大食い...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    芸能
    2026年09月25日 11:00

    9月18日から20日までの「国内映画ランキング」(興行通信社調べ)が9月24日に発表された。9月18日に公開されている織田裕二主演の「踊る大捜査線N.E.W.メトロポリスを駆け抜けろ!」は、約14年ぶりのシリーズ最新作。初登場で2位にランク...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    社会
    2026年09月26日 11:15

    南北対決のスタンドに、まさかの「金正恩」が現れた。愛知・名古屋アジア大会の女子サッカー、韓国×北朝鮮戦が行われた静岡県袋井市のエコパスタジアム。独特の刈り上げ頭に人民服姿で観客席に登場したのは、北朝鮮・金正恩総書記のそっくりさんとして知られ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/29発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク