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記事全文を読む→栃木・強盗殺人事件「実行犯は16歳の少年4人」指示役が未成年を「使い捨ての駒」に利用する狡猾な理由
栃木県上三川町の住宅で住人女性が殺害された強盗殺人事件で、実行役として逮捕されたのは、いずれも16歳の少年4人だった。さらに警察は、背後で指示を出していたとみられる夫婦を逮捕した。
近年は普通の10代がSNS経由で犯罪に巻き込まれるケースが急増している。きっかけとなるのは「闇バイト」。「即日10万円」「受け取りだけ」「運転するだけ」。XやInstagramに流れる甘い言葉に引き寄せられてしまう10代。一回だけなら大丈夫、という軽い感覚で足を踏み入れ、気づけば強盗や詐欺の実行役になっている。
しかも指示役は極めて狡猾だ。未成年を使う理由のひとつに「罪が軽い」という認識がある。少年法によって更生重視の扱いを受けるケースは多く、世間にも「未成年なら守られる」というイメージが根強い。だからこそ、犯罪グループは10代を「使い捨ての駒」として狙うのだ。
もちろん、強盗殺人のような重大事件では、16歳でも成人同様に厳しい刑事裁判を受ける可能性はある。それでもなお「少年だからなんとかなる」という空気が犯罪抑止を弱めているのではないか。
法律や制度がSNS型犯罪の現実に追いついていない
近年はSNS型犯罪が激増しているにもかかわらず、法律や制度が現実に追いついていない印象が否めない。匿名アプリで犯罪指示が飛び交い、未成年が簡単に巻き込まれる現状を見ると、少年法のあり方を含めた法改正議論は避けて通れない。
例えばSNSを通じた強盗・特殊詐欺への加担については、未成年でもより厳格に責任を問う仕組みを整備する。闇バイト勧誘への罰則強化や、SNS事業者への監視義務強化も必要だろう。
ただし、厳罰化だけで解決する問題でもない。親世代の危機感の薄さは深刻だ。「うちの子に限って」という感覚は、実に危険である。スマホを持たせる以上、どんなアプリを使い、誰と繋がっているのか、最低限の把握は必要だろう。
結局、SNS時代の犯罪は、家庭・学校・社会の隙に入り込んでくる。少年が強盗殺人の実行役になる時代を前に、「子供だから」で済ませ続けていいのか。社会全体が問われている。
(カワノアユミ)
アサ芸チョイス
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