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記事全文を読む→「THE W」開催中止より気になる二刀流芸人「ダブルインパクト」ルール変更騒動の「別にいいではないか」という持論
吉本興業と日本テレビが主催・運営する、女芸人限定のお笑い賞レース「女芸人No.1決定戦THE W」が、今年は開催されないんだとか。しかも、今後も開催されるかどうかはわからない、という話もある。
個人的には、ここ何年かは、勝戦出場者のネタがあまりにお粗末に感じることが多かっただけに、特に驚きもしなかったが…。
このニュースを聞いて真っ先に思い出したのは、昨年の決勝戦。審査員だった粗品(霜降り明星)がいきなり、
「『女やからおもんない』とか『女のくせにおもろい』とか、そういうのはいっさい抜きにして、真摯に審査したいと思います」
そう意気込みを語り、一気に会場をピリつかせたのだ。実際の審査においても「おもんない」を連発していた。
しかし、彼女たちをただ斬り捨てるのではなく「ネタの組み立て方」「時間の配分」「ツッコミのワード選び」などを指摘し、かつ的確なアドバイスを送っていた。実は粗品こそがあの場にいた誰よりも、女芸人への愛が深かったと感じるほどだ。
そんなこともあって、放送終了後も話題になるのは優勝したニッチェよりも、粗品の方だった。
そんなわけで、「THE W」が開催されないことに関して私が唯一、思うことといえば「粗品のあの審査がもう聞けないのは残念だな」である。
お笑い賞レース関連の話をもうひとつ。「ダブルインパクト~漫才&コント 二刀流No.1決定戦~」の決勝戦におけるルール変更が、ちょっとした騒ぎになっている。
昨年、第1回が開催され、ニッポンの社長が優勝。その主旨は文字通り「漫才とコントのどちらにも定評があるコンビが、その両方で競い合う」というものだ。
下位3組が「足切り」されるシステムは改悪か
昨年の決勝戦には7組が進出し、「1stインパクト」と「2ndインパクト」の2ステージで、全組が漫才とコントを披露した。今年は決勝進出が8組に増え、さらに「ファーストステージ」と「セカンドステージ」と名称の変更はあったものの、「2ステージ制」は変わらない。
しかし、セカンドステージに進出できるのが上位5組のみで、下位3組は敗退という「足切り」が行われることとなり、このルール改訂が「改悪ではないか」と言われている。
「漫才とコントの二刀流で争うのが主旨のはずなのに、片方しか披露できないのはおかしい」ということなのだが、私は別にいいのではないかと思う。
漫才とコントのどちらを「ファーストステージ」でやるかは、出場者各自で決められるのだから、より自信のある方を先にやって「セカンドステージ」進出を確実にすればいい。最終結果は合計得点で決まるのであり、得意な方を残しておく必要はないだろう。
それに「片方のネタしか披露できなかったコンビの、もう一方のネタ」を見たところで「まあ、その程度か」となるのが関の山。そもそも「コントの方が得意(もしくはその逆)」とか言ってる時点で「二刀流」とは呼べまい。
「THE W」を開催しないことで、日本テレビが制作に関わっているお笑い賞レースは二刀流をやめて「ダブルインパクト」1本に絞られたことになる。なんなら粗品を審査員として招いてみたらどうだろうか。視聴者からしたら、辛口の審査コメントと合わせて「トリプルインパクト」を味わえるだろう。ヘタをすると来年は、日本テレビが開催するお笑い賞レースが皆無ってことにもなるかもしれないけど。
(堀江南/テレビソムリエ)
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