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記事全文を読む→“独占入手”トクリュウ「闇手口マニュアル」の悪辣(1)報酬は運搬した金額の6%
ニセ警官、ロマンス詐欺、生成AI詐欺‥‥、日夜その悪辣手口を変貌させ被害を増大させているトクリュウ犯罪。今も、神出鬼没の野生クマの如く、全国各地で猛威を振るっている。そんな中、アサ芸は犯罪グループ実行犯が犯行の一部始終を明かした手記をスクープ入手。中にこれまで明らかにされなかった詳細な闇手口と警察から逮捕を逃れる悪あがきマニュアルが記されていた。
〈近年の特殊詐欺はSNSやAIを駆使して、かなり巧妙化している。個人情報なんか電話番号がまとめられたWebサイトで簡単に入手できる。かけ子がパソコンの画面を見ながら、「あなたのキャッシュカードが悪用されています」と、無作為にかけまくり、銀行の職員が自宅に訪れてカードを回収すると言葉巧みに説明して回収役に交付させる〉
これは独自に入手したトクリュウ犯による手記の一部だ。手記の主の本業は彫師で、「彫男」と名乗る人物。〈月に30万〜50万くらいの収入〉があったというが、〈基本的に平日の午前中から夕方前までは空いている〉という職業柄の事情から、親しい先輩に副業の相談をした。そこで、特殊詐欺グループの受け子からの現金回収と見張り役の仕事を紹介されたというのだ。
〈後悔からの再出発〉と銘打たれた手記は、冒頭で〈2023年8月某日。大分刑務所を出所。6年近くも社会不在となり、40代の半分以上を無駄にした〉と告白する。いわば犯罪者による「懺悔録」の体裁をとっている。200枚超に及ぶ原稿用紙に綴られた内容には、特殊詐欺がどう計画され、実行されたのかという事細かい「手口」も含まれていた。すなわちトクリュウ犯が手の内を明かした「悪のマニュアル」でもある。読者諸兄にすれば、被害にあわないためのマニュアルになる。そのため、手記の公開に踏み切った。
まず、彫師が特殊詐欺グループで果たした役柄とはどんなものだったのか。
〈特殊詐欺グループの受け子が被害者から現金を受け取る前に周辺を見張り、怪しい者はいないかを確認。問題がないかをかけ子に報告し、現金受け取りに成功したら受け子から封筒を受け取って山口(編集部注・指示役)に渡す〉
彫師の役割は〈1番手と呼ばれる「出し子・受け子」に次ぐ2番手=見張り役で、現場から少し離れたところにおり、現行犯での逮捕リスクは1番手より低い〉、〈報酬は運搬した金額の6%。平日は毎日仕事があるので、月収100万円くらいになる〉と説得され、荒稼ぎできると引き受けることにしたという。
特徴的なのは、詐欺グループの連絡ツールとして必需品の携帯電話に関する件だ。
〈携帯電話は受け子・かけ子との連絡用。山口との連絡用の2台のトバシが用意された。携帯電話を2台に分けるのは受け子やかけ子が摘発された際に山口とリンクされないようにするため〉
実際、受け子が逮捕されても2番手や指示役にまで捜査が及ぶことは、ほぼなかったという。
新聞・テレビなどではグループ内の通信に際し、一定時間でメッセージが自動で消え、暗号化されて第三者からはやり取りが見えない通信アプリ「シグナル」が使用されると報道された。だが、彫師の現場では使用されなかったという。
〈1番手と2番手は使用しない。通話履歴はその都度消去しないと残ったままになるし、電話番号と紐付けされているので、携帯電話の電話帳登録の電話番号から足がつく〉
むしろ、注意したのはスマホの位置情報だった。
〈GPSやWi-Fiスポットで位置情報が割れてしまう。位置情報はポケモンGOなどゲーム会社も保有している。現場で待機中にポケモンGOをやっていた受け子が警察に逮捕後、携帯電話の位置情報を解析されて余罪が発覚。特殊詐欺の捜査を甘く見ると痛い目にあう〉とし、〈自分の携帯電話は現場に行っている間電源をOFFにしておくのが一番安全〉と逮捕から逃れるために万全の策を敷いていたとうそぶくのだ。
※写真はイメージ
アサ芸チョイス
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