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記事全文を読む→【大相撲名古屋場所】もうヤバイ!大の里2連敗は「想定されていた」!「完全非公開」稽古不足と治らない「左肩関節脱臼・腱板損傷」
今場所も、もう土俵際に追い込まれてしまった。
大相撲名古屋場所2日目(7月13日・IGアリーナ)で横綱・大の里が幕内・藤ノ川に金星を配給した。藤ノ川はこれで横綱初挑戦から3連勝を達成。これは1984年秋、九州場所の小錦以来のことで、横綱にとって42年ぶりの不名誉な記録だ。
2場所連続休場明けで、屈辱の連敗スタート。大の里は2日続けての敗因について、
「詰めの甘さがあった。しっかり集中してやります」
この世界でよく言われる「相撲勘」のなさを強調したが、この日で通算12個目の金星を与え、初場所千秋楽からは7連敗(不戦敗を含む)。「負け続ければ引退」しか道はない横綱にとっては、万死に値する結果だ。
実は大の里の初日からの連敗は、十分に「想定」されていた。なにしろ稽古不足。場所前の稽古では同じ二所ノ関一門である佐渡ケ嶽部屋の大関・琴桜との調整が中心だった。
7月6日、同じ二所一門の連合稽古では11戦全勝と圧倒した。それでも大の里の状態は「?」だった。というのも、
「大の里の稽古はこの日から、報道陣に完全に非公開でした。野球やサッカーじゃないんですから。その状態は二所ノ関部屋関係者しかわからない、完全に藪の中でした」(相撲担当記者)
これは師匠である二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)の方針で、大の里の「稽古不足説」はこれまでも根強くあった。大相撲は全6場所中、3回が東京・両国国技館で行われる。二所ノ関部屋(茨城県阿見町)と佐渡ケ嶽部屋(千葉県松戸市)は、車を使えば1時間程度の距離にある。
「同じ一門ゆえの『ご近所付き合い』の部屋」(前出・相撲担当記者)
師匠の意向でこれまでの調整法を貫いた結果…
全部で45ある相撲部屋の多くは、東京都墨田区にある。
「それも伊勢ケ浜、春日野、出羽海、高砂、時津風など有力力士がいる部屋のほとんどが、東京・両国国技館の近辺にあります。これが江戸時代から続き、相撲文化の拠点にもなっている。当然、互いの部屋は違う一門でも、稽古を重ねることは大相撲の伝統のひとつ」(相撲協会OB)
相撲部屋の稽古は朝早くスタートする。開始時間は部屋ごとで決まりはないが、関取衆は8時には土俵に降りてくる。相撲をとる感覚を戻すなら、横綱とはいえ当然のことながら、猛稽古が必要なのがこの世界の常識。ところが今場所前も師匠の意向とはいえ、大の里はこれまでの調整方法を貫いた。
入門以来、2年あまりで横綱に昇り詰めた大の里が一気に急降下した原因が、左肩のケガだ。「左肩関節脱臼」「左肩腱板損傷」と診断され、現在も完治していない。かつての名横綱・千代の富士も長年、たび重なる「肩の脱臼癖」に悩まされた。しかしその肩に筋肉をつけて復活した、文字通りの猛稽古があったのだが…。
(小田龍司)
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