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記事全文を読む→「買い取り業者CM」最新勢力図「カーネクスト」「買取大吉」を凌駕する最強タッグは「まねきやで売りなさいよ!」マツコとミッツ
買い取り業者のテレビCMには印象的なものが多い。
サンドウィッチマンの伊達みきおと富澤たけしによるショートコント仕立ての「バイセル」。ダチョウ倶楽部(肥後克広、寺門ジモン)がキンタロー。や純烈らと「おたからヤー!」とキメる「おたからや」。朝日奈央が演じる「クルマドンナ」が言う「買うわ!」のセリフが耳に残る「カーネクスト」。もはやそのメロディーを耳にしても、元歌の「ハイ・ホー(7人の小人の歌)」ではなく「バイクを売るなら、ゴー、バイク王」と口ずさんでしまう「バイク王」等々。
個人的に最も記憶に残るのは、IKKOが出演している「買取大吉」。持ちネタの「どんだけー!」の言い回しで「大吉ー!」と叫ぶやつだ。
以前に流れていた、思い出の指輪を捨ててしまおうかとする女性に「やだ、捨てちゃダメー。大吉ー!売ればいいじゃない。イヤなことは全部、背負い投げ(「投げ」の「げ」を言うか言わないかのところでカットになる)」というバージョンは、チャンネルを替えようとした時などに映ると、つい「あ、IKKOさんだ」と見てしまう。そのたびに笑ってしまうほど、お気に入りのCMだった。
それにしても、2007年の新語・流行語大賞でトップテンに入賞し、いまだに廃れることがないのだから、「どんだけー!」って凄い言葉だ。
ちなみに、元々は新宿二丁目の同性愛者の間で使われていた俗語だったようで、初めてこの言葉を取り上げたのは「リンカーン」(TBS系)の「世界ウルリン滞在記」なるコーナー。ゲイバーのママ・やす子さんの口癖として紹介されたのが起源だ。これにIKKOが独自のアレンジを加えたものを番組内で多用したことで、広く世間に知られるようになったとのことだ。
しかし起源はどうあれ、もはや「どんだけー!」といえばIKKOだ。さらに「まぼろしー!」「背負い投げー!」といった派生パターンを生み出し、その結果「大吉ー!」「出張買い取り―!」とCMでも強烈なインパクトを残しているのだから。
CM初共演とは思えないコンビネーション
そんな様相の買い取り業者CM界隈に、「買取大吉」のIKKOを凌駕しかねない最強(むしろ最凶か?)タッグが現れた。先日からテレビ放映されている「まねきや」のマツコ・デラックスとミッツ・マングローブだ。
バックにエリック・サティの「グノシエンヌ 第1番」が流れる中、金の延べ棒やコイン、宝石、ブランド物の山に埋もれて悦に入った表情のミッツに向かってマツコが「『まねきや』で売りなさいよ!」と吠える。最後は並んでカメラ目線で「まねきや」と締めるのだった。
さすが、プライベートでも親交が深い2人だけある。CM初共演とは思えない息の合ったコンビネーションを見せており、早くも別バージョンを見てみたいと思わせるものだ。
買い取り業者CM戦線はマツコとミッツによって、新たな局面を迎えようとしている。というのは大げさすぎるか。どんだけ~!
(堀江南/テレビソムリエ)
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