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記事全文を読む→気温47度「灼熱のデスバレー」で観光客が死亡!未舗装路に潜む「底なしズブズブ泥沼」生存率が激減する現場
世界有数の酷暑地、アメリカの「デスバレー」で痛ましい事故が起きてしまった。
アメリカ国立公園局によると、フランスから観光で訪れた68歳の男性と同行者が、カリフォルニア州デスバレー国立公園の未舗装路「ウエスト・サイド・ロード」を走行中、泥にはまって動けなくなる事故が発生。周囲に車はなく、2人は助けを求めて塩原を横断することに。気温は約47度に達し、男性は約2.1キロ歩いたところで力尽きた。
同行者は通行車を見つけて救助を要請したのだが、男性はヘリコプターで発見され、現場で死亡が確認されたという。
デスバレーは約1万3760平方キロで、長野県がほぼ丸ごと入る広さ。舗装路と未舗装路は計約1600キロに及び、携帯電話が通じない地域も多い。
2016年にはオートバイ旅行者が死亡し、2023年にもタイヤ2本がパンクした車内で、65歳男性が熱中症とみられる状態で亡くなっている。
過去に数回、デスバレーを訪れている旅行ライターは、
「とりわけ未舗装路は危険です。よほどの準備をしていない限り、道路から絶対に外れるべきではない」
と強調する。続けて、
「砂漠の路面はカチカチに乾いて見えても、表面の薄い塩や泥の膜の下に、水分を含んだ層が残っていることがあります。車重がかかった瞬間にバリッと割れ、タイヤが底なし泥沼のようにズブズブと沈んでいく。ここで慌ててアクセルを踏めば、さらに穴を掘って車体の腹まで接地してしまいます。今回の事故もこのケースだったのではないかと推測しています」
見回りのレンジャーは滅多に来ない
未舗装路はまさに危険だらけであり、
「鋭い石がゴロゴロしていて、普通の街乗りタイヤなら簡単に裂けますね。オフロードタイヤの装着に加え、予備タイヤ2本とシャベル、水、食料の準備を公園局が推奨しているのは大げさではありません。さらに言えば、複数車両のグループで向かうぐらいの安全確保が必要です」
その際、命綱となるのが車内のクーラーだ。というのも、
「舗装された道路以外には、見回りのレンジャーが滅多に訪れません。もし未舗装路の奥まった場所で車のクーラーが壊れてしまった場合、生存は望み薄だと考えるべきでしょう」(前出・旅行ライター)
それでもロマンを求めて訪れる観光客は、あとを絶たない。
(川瀬大輔)
1977年生まれ。国内外のビジネス、スポーツ、政治、社会問題を取材するフリー記者。
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