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記事全文を読む→「キャンディーズVSピンク・レディー」50年目の熱狂ステージ(3)雑誌写真で実家を割り出した
当時は今よりもファンとアイドルとの距離が近かった。
「スーちゃんの家は釣り道具屋なので、電話してお母さんに何時の飛行機に乗るのか教えてもらうこともありました。ほのぼのしていましたよね。自宅から出てくるランちゃんの姿を収めた5センチ×3センチの雑誌『平凡』の写真だけを頼りに、西荻窪駅周辺を6時間ほど捜索して実家を発見したこともあって、あの時はうれしかったですね」(石黒氏)
今なら“不適切”ととがめられてもしかたがないような行動も当時は許されていた。それにしてもそこまでファンを熱狂させる魅力の源は何だったのか。
「スクールメイツ出身の都会っ子・キャンディーズには“芸能命”ではない“部活感”があり、そこに親近感がありました」
そう石黒氏が話せば、石原氏はこう分析する。
「メンバーが3人いたことがよかった。まるでサッカーのパス回しのようにお互いにカバーし合いながらゴールを決める。コメディエンヌとしての才能にもあふれていましたね」
そういう石原氏には番組「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」(テレビ朝日系)で披露した忘れられないコントがあるという。
悪ガキに扮する3人。コントのオチで場をシラケさせ、ランは柱に寄りかかり泣き出す。すると、ミキとスーが、
「ラーン、私たちにはもう時間がないのよ。さぁ、笑って」
と励ます。ランはこう応えた。
「(笑顔で)うん」
キャンディーズは、かわいくてニコニコしているだけでいいというアイドルの概念をみごと打ち消した。
一方、デュオのピンク・レディーファンだった徳光氏には、こんな後悔がある。
「当時小学生だった僕は、キレキレのダンスで歌うミーちゃんのファンでした。ケイちゃんの魅力を知ったのは、ソロ・デビュー曲を聞いた時。ハスキーボイスの低い声で『すずめ』を歌う姿を見て、大人の女性の魅力を感じました。ピンク・レディーがもっと続いていたら僕も大人のデュオの魅力を知ることができたかもしれません」
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