社会

喫茶店関係者が怯えるコンビニコーヒー以上に脅威となる勢力とは?

20150515coffee

 今年2月、東京都江東区の清澄白河に1号店ができたアメリカ発の「ブルーボトルコーヒー」。開店以来、オープン前からの行列は当たり前、1時間待ちも珍しくないほどの人気となっている。

 サードウェーブと言われるコーヒーの提供スタイルが人気の理由なのだが、そのスタイルは自家焙煎とハンドドリップ。それに対し、さほど珍しくないと日本の喫茶店関係者は笑う。

「日本のコーヒー専門店の多くがハンドドリップを昔からやってましたよ。何も新しいことじゃない。それにスターバックスもそうでしたが、日本のコーヒー好きが飲むかぎり、酸味が強くてそんなに美味しいわけじゃない。ブームはせいぜい1年ぐらいだと思いますね」

 そんな強気の関係者だが、脅威に感じているものがないわけではない。ズバリ、コンビニのコーヒーだ。

「あれにはまいった。焙煎もブレンドも喫茶店なみ、正直、かなり美味しい。しかも100円でしょ。ブルーボトルなんかより、街のコンビニのほうがよっぽど脅威ですよ」

 しかもコンビニコーヒー、今後は家庭で飲むコーヒーにも進出していくとも言われている。どのように展開するのかはまだ未定だが、喫茶店業界はその行方を戦々恐々の思いで見守っている最中だという。

 しかし、コンビニコーヒーの余波でさらなる脅威まで明るみになったという。

「日本の喫茶店関係者が本当に恐れているのは、中国なんだよ」(前出・関係者)

 さほどコーヒーになじみのない中国だが、一部の富裕層の間でコーヒーがひそかなブームになってきているという。その原因が日本だというのだ。

 秋葉原や銀座をはじめ、繁華街で「爆買い」する中国人たちは今や風物詩だが、彼らが日本で美味しいコーヒーの味まで覚えてしまったと考えられている。

「あれだけ数あるコンビニで、しかもサラリーマンたちが買っているのを見て、興味を持つのは当然。もし、商魂たくましい中国企業がコーヒー業界に殴り込みをかけたら‥‥一時のワインと同じ、豆をごっそりと買い占められる危険性が高いです。結果、日本にはよい豆が廉価では入らなくなり、日本で美味しいコーヒーが富裕層向けの高級品になってしまう可能性までありますね」(前出・関係者)

 今後すぐという状況ではないというが、良くも悪くも世界を動かす中国によって、サラリーマンの食後の一杯まで侵害される‥‥そんな肩身の狭い日常がやって来るのかもしれない。

カテゴリー: 社会   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
4
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身