芸能
Posted on 2015年07月29日 05:59

TIM、ジャンポケ・斉藤、千鳥・大悟…「元高校球児」芸人たちの栄光と挫折

2015年07月29日 05:59

20150729saito

 甲子園出場を目指し、全国で地方予選が開催中のこの夏。お笑いの世界でも、その青春を高校野球に打ち込んだ者たちが活躍を見せている。

 人気急上昇中の「とにかく明るい安村」は、1999年に北北海道・旭川実業高校の控え投手として甲子園に出場。試合には出場できずにベンチを温めていたものの、伝令としてマウンドまで駆け寄ったという経験を持つ。

 その安村は左投手で、現役当時より25キロ太った現在でも低めに制球された球を投げることができるようだ。今では「安心してください、履いています!」のネタでおなじみだが、ほかにも高校野球講座という持ちネタもある。ただ、元球児らしいディテールへのこだわりが災いし、細かすぎて伝わらないのが難点のようだ。

 同じく控え投手だったのはTIMのレッド吉田。京都・東山高校で1983年に夏の甲子園に出場している。吉田の場合、コンビ結成のきっかけが甲子園だったのが興味深いところ。というのも相方となったゴルゴ松本も三塁手の控えとして、1995年のセンバツに埼玉・熊谷商で出場していたのである。

 吉田と松本の2人はそれぞれ芸人を目指して上京し、偶然にも同じアパートに住むことになった。後から入居した吉田が隣室に挨拶に行ったところ、松本が室内でトレーニングしているのを目撃し、お互いが高校野球出身と知って意気投合したという。まさに野球が繋いだ縁だと言えよう。

 後のプロ野球選手と一緒にプレーしていたのは、千葉・八千代松陰高出身のジャングルポケット・斉藤慎二。1年生だった1998年に控えの外野手として夏の甲子園に出場しており、この時のエースが多田野数人(日ハム)だった。また、一回戦敗退の相手はPL学園で、当時のエースが上重聡(日本テレビアナウンサー)だったのも注目ポイントのひとつだ。

 最後に紹介するのは、甲子園に届かなかった球児のエピソードだ。千鳥の大悟は、岡山県・笠岡商に野球特待生として入学し、正遊撃手を務めていたが、最後の挑戦となった1997年の岡山県大会では6-7の僅差で予選敗退。この試合で大悟は極度の緊張に襲われ、自分のグローブが他人のものに感じるほどの混乱状態に陥っていたという。

 そのため簡単なゴロさえ上手く捕球できず、しまいにはゴロに体を当てていって止めたのだとか。最後は4エラーという屈辱的な結果に終わり、野球生活に終止符を打つことになった。今でもこの経験を人生で最も熱くなった瞬間として記憶しており、その悔しさが芸事の精進に活かされていることは間違いなさそうだ。

(金田麻有)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    エンタメ
    2026年03月08日 08:00

    最近のカルチャーシーンにドーンと鎮座するものに「昭和レトロ」がある。とりわけ主婦層の間では昭和歌謡や復刻家電、駄菓子風スイーツなどがSNSで大きな話題となり、「推し活」の一環としてグッズを集める動きが拡大している。しかし同じ「昭和回帰」でも...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年03月09日 06:45

    例年よりも早い桜の便りが届いている、2026年の初春。東京では上野恩賜公園や代々木公園といった有名花見スポットは、記録的な円安で押し寄せたインバウンド客と、宴会制限が完全に撤廃された解放感に浸る日本人で、まさに足の踏み場もないカオス状態が予...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年03月11日 06:45

    スマホの通知に追われる日常から、少し距離を置く。そんな「デジタルデトックス」では、若者が編み物や日記、フィルムカメラといったアナログ趣味にハマるケースが報告されているが、この流れは中年層にもじわじわと波及している。その背景にあるのは、仕事で...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/3/10発売
    ■550円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク