社会
Posted on 2015年08月07日 17:58

スプーン1本で夏バテ解消!中国4000年「驚異の知恵」

2015年08月07日 17:58

20150807natsubate

 連日の異常ともいえる猛暑で夏バテ続出だ。夏バテは自律神経の失調をもたらすため全身の疲労感、だるさ、めまい、ふらつきや、食欲不振、下痢、便秘などの症状を引き起こす。こんな夏バテが、スプーンひとつで解消できるという。

 やり方はいたって簡単。中華用のレンゲ(スプーンでも可)で体を擦るだけ。このやり方は刮シャ(グアシャ/シャはやまいだれに沙)といい、中国では2500年前から行われているのだという。刮シャ国際協会は、ホームページでこう説明している。

〈刮(グア)とは擦る。(シャ)は淤血(おけつ)、すなわち血流の滞りが体表に引き上げられ、皮膚表面に現れた赤点のこと。水牛角などのヘラで、全身を経絡に沿って優しく擦り流すことで気血の流れを改善し、体内に長期間滞った淤血が排出され、内臓機能の活性化が図られる〉

 このため、夏バテには効果が高いといい、中国では夏バテ(中暑)のポピュラーな対処法になっているという。

 やり方はこうだ。まずレンゲや手はきれいに洗う。うなじ⇒背中⇒胸⇒腕⇒腰の順に擦る。その際、レンゲは寝かせる(45度くらい)。擦る方向は一方向だけで、強く擦らないこと。1カ所で20回くらい。最初は5~10分程度から始めるといいそうだ。東洋医学治療を行っている三上藤雄整体師が説明する。

「刮シャは経絡、ツボを刺激することにより、気血の流れを調整して老廃物を排出し、内臓各器官を活発にします。さらに神経を正常に戻し、ホルモンのバランスを調整します。擦ったところは症状が重いほど赤紫色になり、その後はスッキリ。筋肉もほぐれて気持ちいい。効果は抜群です」

 皮膚の赤紫色は数日で取れ、続けると夏バテ知らずのタフマンになれるそうだ。

(谷川渓)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/6/24発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク