芸能

戦後70年「日本のアイドル近代絵巻」、オールタイムの“神7”は誰になるのか?

20150907kindai

 すべてが終わり、そしてすべてがそこから始まった「終戦」というあの夏から70年──。日本は世界にも類を見ない焼け跡からの復興を果たしたが、その原動力にあったのは、美しきアイドルたちの存在だ。時代とともに選ばれたアイドル近代史をここに検証する。

 まずは、戦後70年のオールタイムでアイドルの「神7」を選んだら誰になるのか。もちろん、年代によって活動メディアも比較基準も変わってくるが、「いかに男たちの胸をキュンとさせたか?」という一点ならば、この7人ではなかろうか。

吉永小百合

日本の芸能史上、熱烈ファンが「サユリスト」と呼ばれたのは初めてのこと。歌う映画スターとして誰からも愛される特別な存在だった。

南沙織

それまでスターという呼び方しかなかったが、ついに「アイドル」の第1号に。南の島からやって来たシンシアは、洋風な香りが魅力。

山口百恵

デビュー時は新人賞の枠にも入らなかったが、危険な路線に転じて大ヒット。以降、映画・ドラマ・レコードと70年代の女王に成長。

キャンディーズ

石破茂国務大臣が断言するように、日本のアイドルグループの完成形となった。社会現象となった幕引きの鮮やかさも永遠に名を残す。

松田聖子

山口百恵の引退と前後して登場した聖子は、80年代を象徴するアイドル像を確立。35周年の今も、現役アイドル然としているのは驚異的。

小泉今日子

デビュー当初は「聖子フォロワー」に過ぎなかったが、髪を刈り上げ、自身を「小泉」と客観視するようになって唯一無二の存在に昇華。

AKB48

ありそうでなかった「会いに行けるアイドル」というコンセプトを打ち出し、グループ内の人気を争う総選挙は毎年の恒例行事となった。

 50年以上も第一線にいる吉永小百合の偉大さは、現在の「モノノフ」のルーツと呼べる「サユリスト」という総称が生まれたこと。スターとファンの“信頼関係”が生まれた貴重な瞬間だ。

 そして70年代には「アイドル」という言葉が日本に定着し、きらびやかな逸材が続々とデビューする。第1号となった南沙織、歌だけでなくドラマや映画でも支持を得た山口百恵、そして解散を国民的関心事にしたキャンディーズが「神7」の中枢に入るだろう。

 さらに空前のアイドルブームが巻き起こった80年代、松田聖子や小泉今日子がこれに続き、現在のAKB48の天下まで歴史を紡いでいくのである。

(石田伸也)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
フジテレビ・井上清華アナ「治らない顎関節症」と「致死量ストレス」の不穏な関係
2
新2軍球団「オイシックス新潟」でくすぶる元広島・薮田和樹と元阪神・高山俊の「1軍復帰ロード」
3
あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
4
上毛電鉄「800形」新型車両が全線営業開始!「700型」とは違う「ガッカリ&歓喜」ポイントがあった
5
年俸4億円を捨てた渡邊雄太「NBA撤退⇒日本Bリーグ」でグッズ収入「争奪戦」