芸能

永遠の70年代アイドルに会いたい!「大信田礼子(同棲時代)」代表作の歌詞に激しく抵抗していた

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 短パンから伸びる、健康美あふれるしなやかな太腿に魅了された男は数知れず──70年代を華麗に彩った“アクション女優”大信田礼子(67)が、今だから話せる「同棲時代」秘話とは!?

 母がしつけに厳しい人で、自由がない環境に育ちました。だからデビュー時に清純派として売り出された時から、「家と同じことはしたくない!」とさんざん言って、いただいたお仕事の一つが、東映制作のドラマ「プレイガール」(70年、東京12チャンネル)。

 武芸百般という役柄で、「ジーンズにノーメイクでOK」という条件だったのに、いつの間にかミニスカで下着が見えるようになっていって。なので、途中からは母が買ってきた私物のホットパンツで撮影していました。蹴っ飛ばしたり走り回ったり、「テメー!」とタンカを切ったり、ストレス発散状態。特に回し蹴りが好きでしたね。スッキリするのよ(笑)。

 そのあと主演させていただいた映画「ずべ公番長」(70~71年、東映)シリーズも同じ。両作品とも捻挫や骨折は頻繁にあったけど、お気に入りのセリフや立ち回りは数え切れないほどで、本当に楽しかった。

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 東映作品の常連だった彼女は、撮影所では多くの大物たちに愛され、そして守られていた。

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 昔は看板俳優さんの間で、派閥があったらしいです。例えば「松方弘樹さんの作品に出る女優は、若山富三郎さんの作品には出ない」などのね。でも私はなぜか関係なく出ていたわ。あとから聞いた理由が「色気がないから誰も取り合わない」(笑)。でも、気をつけなければいけない風潮も確かにありました。高倉健さんに、「あまり誰かの部屋ばかり入っていると、勘違いされるよ」と言われたこともあるくらい。

 梅宮辰夫さんなんてすごかったですよ。楽屋に入った瞬間、スタッフが「大丈夫か? 」とすっ飛んで来たり。さすが夜の帝王(笑)。私は当時恋人だった現奥様も存じ上げ、ご両親とも面識があり、梅宮さんからも「天地がひっくり返っても、手をつけないのはこの子だけだ」と言われていました。

 逆に用心棒みたいなこともやっていましたね。よく台本の隙間に俳優さんからのラブレターが挟まっていて、母親が梅宮さんにそのことを報告すると、梅宮さんが後日俳優のもとへ行き、「お前な、話、届いてないかもしれないけど、この子は誰も手をつけちゃダメなんだ。わかったか」と。相手は「わかりました」と言うしかありませんからね。

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 セクシー女優らしからぬ女優界随一の鉄壁のガードを誇った彼女だけに、恋人は皆無だった。

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 そんな私が、映画「同棲時代」(73年、松竹)の主題歌を歌うことになるとは。抵抗がありましたね。「恋人もいないのに同棲なんて! 不潔!」と(笑)。ですが、原作者の上村一夫先生にお会いしてお考えを聞き、反対すると思っていた母も承諾したものだから、歌うことに。

 のちに同作の作曲家・都倉俊一さんと結婚しましたが、決め手は、母へのアプローチがいちばん強かったから(笑)。私がいない時でも母に「仕事終わりに迎えに行っていいか」などの了承を取りに行っていたそう。

 ちなみに母は同時期にアプローチしてきた方たちには「お別れの品」としてセッケンをあげたそうです。理由を聞くと、「水の泡になったという意味よ」と。もらった人は意味がわからなかったでしょうね(笑)。

 最近はよく舞台に出させてもらっていますが、人前で歌うこと同様、やはり目の前のお客様の熱気が肌で伝わるのがうれしいし、その逆もまたしかり。どんな仕事でも満点は取れないので、ライブ感で伝わる空気から日々勉強しています。

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