社会
Posted on 2015年09月25日 17:58

秋の味覚の凄い効果、ブドウを皮ごと食べて若返る!

2015年09月25日 17:58

20150925budou

 実りの秋を代表する食べ物のひとつが果物。中でもブドウはその味のみならず、含有成分の意外な効果が人気をさらに高めている。

 古代からブドウには優れた薬効があることが知られ、世界中で広く民間薬として利用されてきた。医薬の仏として信仰される薬師如来の台座に描かれているのは、ブドウの葉で房を包み込んだブドウ唐草で、薬師如来は「葡萄如来」とも呼ばれている。昔は身体が弱ったら食べていたように、ブドウはれっきとした薬だったのだ。

 そのブドウの代表的な成分がポリフェノール。その一種であるレスベラトロールが、「若返り成分」として注目を集めているのだ。

「レスベラトロールはブドウの果皮に含まれ、血小板の粘性を軽減させるので弾力のある血管を保持することができます」(山田クリニック・山田徳院長)

 若返りと長寿研究の第一人者、ハーバード大学のデビッド・シンクレア博士とそのチームの研究でも、レスベラトロールの摂取で寿命が伸びることが証明されている。シミ、シワ、白髪等の老化現象の予防や動脈硬化の予防、細胞の老化を遅らせたり、寿命を延ばす可能性を高めるというのだ。

 このレスベラトロールの効果を得るためには、ブドウを皮ごと食べること。というのは、ブドウに含まれているポリフェノールのほとんどは、ブドウの果皮と種に含まれており、ブドウ果肉にはあまり含まれていないから。あるいは、熟成された赤ワインならベストだ。

 しかし誰もが気軽に美味しく毎日レスベラトロールを摂取するのなら、ジュース(天然ブドウ果汁100%)がいい。朝のコップ1杯が、すっきりした目覚めと1日の爽やかなスタートをもたらし、心身ともに若々しくなれる第一歩となるだろう。

(谷川渓)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/6/24発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク