芸能

天才テリー伊藤対談「蛭子能収」最近バスの旅には寂しさも感じてて

20151029v

●ゲスト:蛭子能収(えびす・よしかず) 1947年、熊本県生まれ。73年、「月刊漫画ガロ」で漫画家デビュー。「劇団東京乾電池」の舞台出演をきっかけに、87年「笑っていいとも!」にレギュラー出演。その後、特異なキャラクターを生かして多くのバラエティ番組やテレビドラマで活躍。07年、雑誌のお見合い企画で知り合った19歳年下の女性と再婚。07年からスタートした「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」では共演する太川陽介とのコンビが人気となる。来年公開予定の映画「任侠野郎」に主演。16年1月1日から東京・渋谷パルコで個展を開催する。

 マニアックな作風の漫画家から一転、周りの空気を読まないマイペースすぎるキャラクターが人気を博して、現在テレビ・映画などで大活躍中の蛭子能収。この類いまれなる(?)才能に以前から注目していた天才テリーは、「亡き大名優」の後を継ぐ存在と太鼓判を押すが!?

テリー いろんなところで蛭子さんを見る機会が増えたね。本も売れてるらしいじゃないですか。ついに蛭子さんの時代が来たんじゃないの?

蛭子 いえいえ、そんなぁ(笑)。全然来てないですよ~。これ以上のピークは来ないです。

テリー 自分では、何でこんなにブレイクしたんだと思います?

蛭子 やっぱりレギュラー出演している「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」(テレビ東京系)が大きいんでしょうねぇ。9月に放送されたのが、第21弾だったかな? こんなに続くとは思わなかったですけど。

テリー 俺もいつも観させてもらってますけど、あの番組のどこが視聴者にウケてると思ってます?

蛭子 何でしょうね。現場ではあまり自己主張しないようには気をつけてますけどね。「こうしたほうがいいんじゃないですか?」とか、そういうことは一切言わず、全てディレクターさんの指示どおりに「はい、わかりました」って真面目にやるだけ。それがいいのかもしれないですね。

テリー 俺があの番組を観ていてすごいと思うのは、蛭子さんってカメラの前で堂々と寝るじゃないですか(笑)。今、寝ているだけでお金が稼げるタレントは蛭子さんぐらいですよ!

蛭子 アハハハ、でもあの番組、全然カメラを止めないからしかたないんですよ。

テリー 別に徹夜でバスに乗り続けるわけじゃないんでしょ? 寝ているように見えても、普通のタレントさんはカメラが回っている時、みんな「寝たフリ」なんですよ。

蛭子 そうかなぁ。

テリー そうですよ。それなのに蛭子さんは本気の熟睡ですから。俺はやっぱりそのあたりに蛭子さんの狂気を感じますね。蛭子さんはニコニコしながら人を斬るタイプですから(笑)。で、バスの旅は楽しんでますか?

蛭子 楽しいんですけど、この前はちょっと寂しさも感じましたね。

テリー へぇ、それはどういうところで?

蛭子 他の2人(太川陽介さんとゲスト)はマネージャーとかスタイリストが付いてくるんですけど、俺だけ1人なんですよ。

テリー 何を贅沢言ってるんですか。蛭子さんはスタイリストなんて付けなくていいんですよ!

蛭子 ええっ!? 何でですか!

テリー 最近のスタイリストなんて、すぐに原宿あたりから借りてきた今時の服を持ってきて、かわいい格好をさせようとするじゃないですか。蛭子さんには独特の存在感や匂いがあるんですから、そんなかわいい服なんて着せられたらダメなんですよ。

蛭子 ファッション誌に出ているような服はダメですか?

テリー ダメに決まってるじゃないですか。俺は「ガロ」にマンガを描いていた時の蛭子さんの狂気を知ってるからね。蛭子さんは特別な存在なんですから。

蛭子 そうですかね。

テリー おばあさんがやってるような町の洋品店の、20年ぐらい動いてない洋服を着てほしいです。そのほうが絶対にすごみが出ますよ。

蛭子 つまり、今日の服装みたいな感じってことでしょう? しかし、テリーさんは相変わらず俺に厳しいなぁ(笑)。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
楽天・田中将大に「不可解な動き」次回登板のメドなしで「無期限2軍」の不穏
2
【ボクシング】井上尚弥「3階級4団体統一は可能なのか」に畑山隆則の見解は「ヤバイんじゃないか」【2024年3月BEST】
3
藤吉久美子が「バス旅に出たい」衝撃宣言!夫・太川陽介には秘密だった「蛭子能収との約束」
4
「100%幽霊が出るからやめておけ」現地民がおののく観光地「ベトナム大量拷問死」施設
5
「すごく迷惑ですね」沖縄せんべろ居酒屋店員が嘆く「招かれざる客」のやりたい放題【2024年3月BEST】