エンタメ

高慢すぎたツケ!?「スター・ウォーズ」がまさかの空席祭りに!

20151219starwars

 12月18日18時30分に全世界同時公開など、空前の規模での話題づくりもあって注目のハリウッド超大作「スター・ウォーズ フォースの覚醒」。この日本でも初日18時30分公開分の事前前売りは全国のシネコンで完売するなど、「さすがスター・ウォーズ」と関係者をうならせたが、ついに公開となったここにきて、その興行に暗雲が立ち込めているという。

「事前前売り以外の通常公開分のスケジュールが発表されても、予約が殺到すると思われました。ところが19・20日の予約数だけで比べても、特に地方や郊外では『妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』に負けているシネコンも多数あります」(映画誌記者)

 この記者いわく、「上映回数が多すぎる」というのだ。今回の「スター・ウォーズ」はよくある大作映画の興行形態と違い、興行主の自由ブッキング。つまり「買いたかったら自由にどうぞ」というシステムなのだとか。通常は同地域でシネコンが複数乱立する場合は、ライバルのシネコンが洋画を大々的に公開するなら、うちはアニメで勝負など、各々できるだけ特色を出すのが観客動員争いを勝ち抜く術なのだが‥‥。

「『スター・ウォーズ』を恐れて他の大作が年末公開を回避してしまったために、『自由にどうぞ』と上から目線で言われても、どのシネコンも買わざるを得ません。しかも、これほどの“大物”を買ったら、大々的に公開するしかない。おかげでどのシネコンでも3D、通常字幕版、吹き替え版、場所によっては4DX、IMAXなど朝から晩まで『スター・ウォーズ祭り』にしなければならなくなった。ちなみに都内最大級のシネコンTOHOシネマズ新宿では、19日の土曜日にレイトショーも含め8スクリーンを駆使し52回も上映する。この数字は尋常じゃない。しかし、欧米の熱狂ぶりはわかりませんが、まだ面白いかどうかもわからない『スター・ウォーズ』の新作を観たい日本人がそこまでいるとも思いません。おかげで地方などでは予約がスッカラカンという状態になっている」(エンタメ誌記者)

 他を圧倒する特大ヒットが義務付けられた「スター・ウォーズ」だけに、興行的には少しの失敗も許されない状態。映画を批評するネットサイトでは「高慢すぎる」「オワコン」などと早くも嘲笑の的となっているが、確かに言ってしまえば「たかが映画」。正月ぐらいは押し付けより、自分の観たい映画でのんびり楽しみたいというのが観客の素直な気持ちかもしれない。

(藤田まさし)

カテゴリー: エンタメ   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「メジャーでは通用しない」藤浪晋太郎に日本ハム・新庄剛志監督「獲得に虎視眈々」
2
2軍暮らしに急展開!楽天・田中将大⇔中日・ビシエド「電撃トレード再燃」の舞台裏
3
不調の阪神タイガースにのしかかる「4人のFA選手」移籍流出問題!大山悠輔が「関西の水が合わない」
4
新庄監督の「狙い」はココに!1軍昇格の日本ハム・清宮幸太郎は「巨人・オコエ瑠偉」になれるか
5
ボクシング・フェザー級「井上尚弥2世」体重超過の大失態に「ライセンスを停止せよ」