スポーツ

“コースの鬼”が競馬場別<得>情報を大公開!(2)「中山芝1200メートルは逃げ馬を狙え!」

20160128s2nd

 芝や路盤の変化に伴い馬場硬度は変貌したが、含水率にも大きな影響を及ぼす。開催前の降雨量だけでなく、散水も影響するだけに、ファンにとっては判断の難しいところだ。

「昨春の京都開催は、レース前日に水をまいたことで、かなり馬場が柔らかかった。そういうことが何度かありましたね。芝は植物なので天気予報によっては、前日に水まきをしないといけませんからね。ただ、その後はHPの『馬場情報』の欄に『週末情報』というコーナーが追加され、金曜日の正午以降に行った作業内容も書かれるようになり、疑心暗鬼にならずに済むようになりました。近いうちに馬場硬度の数値発表も実施されるようになるでしょう」

 昨春、京都で行われた天皇賞では、1番人気のキズナが7着に散った。良馬場発表にもかかわらず、柔らかな芝の影響からか自慢の豪脚が炸裂せず、上がり3ハロン34秒9だった(14年はメンバー最速の34秒0)。

 今の競馬は、昔の常識が通用せず、まさに新装開店状態。馬場の様相がガラッと一変する中、どう馬券に反映させるべきなのか。

「馬場管理技術の進歩により、これまで以上に先行脚質馬が優位に立つことになるでしょう。以前は内側の芝が傷み『いつ、外差しの馬場になるか』ということが馬券戦略の一つだったじゃないですか。しかし、最近は待てど暮らせど外伸びにならない(笑)。例えば中山芝1200メートル。1番人気の逃げ馬の勝率は47.1%で、8番人気まで単勝回収率はプラス。回収率的に見れば人気薄の逃げ馬の激走に期待したいところです」

「先行脚質馬が優位」という傾向は、昨年暮れに行われた有馬記念や今年の金杯からもうかがえる。有馬記念では逃げたキタサンブラックが3着。終始5、6番手以内でレースを運んだゴールドアクターとサウンズオブアースが1、2着、不利と言われる大外枠だった12番人気のマリアライトもアタマ差の4着にふんばった。

 また、京都の金杯にしても、2、3番手でレースを進めたミッキーラブソングとウインプリメーラが3着、1着。13番人気のテイエムタイホーが5番手追走から2着に入線し、3連単は34万円オーバー。ちなみに、1番人気のトーセンスターダムは、11番手で10着に敗れている。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
4
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身