芸能

ニッポンの“CMシンデレラ”50年の名場面(2)「鈴木蘭々・チョーヤ・ウメッシュ(1997年)」

20160218m

 96年から97年にかけ、2年連続でCM女王に輝いたのが鈴木蘭々(40)だ。そのキュートな個性が開花するまでは、意外に長い道のりだったという。

「髪を切ってから運勢が変わったと思いますね」

 今もトレードマークのショートカットを指さしながら、蘭々は振り返った。モデルとしてデビューしたローティーンの頃は、髪のアレンジが利くようにとロングが求められていた。

「自分は自由人なので、指図されたくなかったんです。そのあとに事務所を変わり、そこから好きにやらせてもらいました」

 モデル時代はCMに対してトラウマがあった。いくつものオーディションを受けるが、まったく成果が出ない。

「100本受けたら100本落ちる状態で、私はオーディションに受からないモデルだと思っていましたから。唯一、資生堂のニキビ用洗顔フォームに選ばれて、それを見たプロデューサーの方に声をかけていただきました」

 直後にローソンの「それ行け! ローソン通り物語」(94年)が決まる。コンビニ店員という設定で、中山美穂や高嶋政伸らとのストーリー性あるシリーズ展開が評判になった。

「緑山スタジオに行ったら、街ごとセットで造ってあるんです。コンビニの店内も品ぞろえがすごくて、CMのロケって豪華だなあと驚きました」

 バラエティに、ドラマに、CDにフル稼働となり、96年と97年はCM本数が連続でトップ。キャラクターを生かした名作はいくつもあるが、チョーヤの「ウメッシュ」(97年)もその一つ。好評に応え、いくつものバージョンが生まれたが、ダチョウとの共演編はインパクト大だった。

「追いかけられるダチョウの着ぐるみに人が入っているんですが、ダチョウの脚って『逆くの字』じゃないですか。つまり、後ろを向いたまま、目線も合ってないまま、全力で走る形なんです。あれは‥‥すごく大変そうだなって思いました(笑)」

 当時、20歳を過ぎていたとはいえ、アルコールは苦手だったので、缶の中身は「梅ジュース」で代用していたそうだ。

 そんな忙しさに身を置きながら、ふと、海外留学の夢が膨らんだのは99年のこと。レギュラー番組もいくつかあったが、思い切って社長に打ち明けた。

「ウチの事務所は社長1人に、タレントも私1人の規模。それでも『いいよ』って言われて、私のほうが『いいんだ!』って驚いたくらいです」

 ニューヨークに約1年滞在し、ダンスやミュージカルのレッスンに明け暮れた。帰国後、多くの舞台から声がかかるようになったのは、正しい選択だったことを物語る。

 ご覧のように見た目はボーイッシュな時代とまったく変わらないが、年齢的には40歳。結婚願望は「60歳くらいでできたら」とマイペースだが、今、CM女王時代を見つめ直すと、どうだったのか──。

「デビューから忙しくなるまで5年かかりましたけど、幸いなことにプレッシャーをかけてくる人もいなかったので、あまり思い悩むこともなく楽しくやれていたと思います」

 女優業と並行し、自身の経験を生かした基礎化粧品ブランドを立ち上げ、さらに充実した毎日のようだ。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    伊藤沙莉、「バストトップ出し&アエギ声」映画用にボイス訓練の“躍進女優力”

    161972

    若手女優きってのバイプレイヤー伊藤沙莉(26)の大躍進が止まらない。どこか親近感を持てるルックスと独特のハスキーボイスを携えて映画に引っ張りだこだというのだ。「主演の伊藤健太郎のひき逃げのためにお蔵入りになりかけた11月6日公開の『十二単衣…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , , |

    多部未華子、「行列のできる法律相談所」で見せた“顔の進化”に視聴者騒然!

    132223

    8月24日から25日にかけ放送された「24時間テレビ」(日本テレビ系)は、平均視聴率16.5%で歴代13位の好成績を記録。駅伝マラソンでの、いとうあさこのラストスパートのシーンでは瞬間最高視聴率39.0%と驚異的な数字をとり、そのまま後番組…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    過食やストレスによる“ぽっちゃり” 実は「脳疲労」が原因だった!?

    Sponsored
    157187

    「思うように外出できないし、友だちともなかなか会えない」「四六時中、家族と接していて息が詰まる」「在宅勤務だと仕事に集中できない」「残業がなく収入減で将来が不安」──会議に限らず、飲み会やデート、婚活まで、オンラインによるライフスタイルがニ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
瀬戸大也、復帰でも美人妻・馬淵優佳の“アピール”が呼んだ「再批判」のワケ
2
本田望結、オトナへの成長が目覚ましい“ぽっちゃりセーラー”の大絶賛!
3
福原遥、「教場II」で“一人勝ちだった”と指摘されるワケ
4
バス旅・浅田舞、「惜しかったお風呂シーン」も“評価爆上がり”の理由とは?
5
報じた新聞に激怒?デヴィ夫人、パーティ主催釈明も続々の“批判ポイント”