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記事全文を読む→天才テリー伊藤対談「山口いづみ」(3)クロアチアで私の歌が大きな話題に
テリー 5、6年前に「山口さんがクロアチアで有名に!」っていうニュースがあったじゃないですか。あれは何だったんですか?
山口 おかしなもので、自分から歌手をやめたのに、10年ぐらい前にまた歌いたくなってしまって。
テリー へえ、何かきっかけがあったんですか。
山口 私、石立鉄男さん主演の「雑居時代」というドラマに出ていたんですが、たまたまネットで、その作品のファンサイトを見つけたんですね。そこを見ていたら、私が歌った主題歌「そよ風のように」が大好きだっていうファンの方の書き込みをいっぱい見てビックリしちゃって。
テリー 古い作品なのに、みんな熱心なんだなぁ。
山口 そのタイミングで、たまたまシャンソン好きの女医さんのディナーショーに誘っていただいて、「本格的な歌手じゃなくても、こういう活動のしかたがあるんだ」ということに気づいたんです。で、小さいライブハウスで、年に2~3回のペースでライブを始めたんです。お客さんにも喜んでもらえてるみたいで。
テリー なるほど。しかし、その話がどうクロアチアへつながるんですか?
山口 たまたまお仕事でクロアチアへ行く知人がいて、どんな歌があるのか興味を持って、CDを買ってきてもらったんですよ。聴いてみたら、ほとんどが民族音楽だったんですけど、1曲とてもきれいな曲が入っていて、それをライブで歌いたくなったんですよ。
テリー クロアチア語って難しくないんですか?
山口 そもそも、クロアチア語を教えてくれる人がいないんですね。クロアチアの方って、日本に100人ほどしかいないらしくて。
テリー え~、そんなに少ないんだ!?
山口 で、その知人にクロアチア観光局の方と元クロアチア大使館の方を紹介していただいて、歌詞を全部カタカナで書き起こして、発音も教えてもらって、どうにか歌えるようにしてもらったんです。
テリー ものすごく手間ヒマかけたんですね。
山口 で、その曲をライブで初披露したら、観に来てくれた駐日クロアチア大使がすごく喜んでくださったんですよ。立ち上がって「ブラボー!」って。
テリー それはうれしかったでしょう。
山口 はい、本当に。で、大使が本国にそれを伝えたら、その曲を歌っていた歌手の方が喜んでくれて。あちらでは美空ひばりさんのような国民的な歌手だそうで、向こうでこのことがどうやらニュースになったらしいんです。
テリー そりゃすごい。
山口 当日のライブ映像を撮ってYouTubeに上げた方がいたので、ある日それを見たら、再生回数が1万回を超えていて。向こうで盛り上げていただいたおかげで、スロベニアとか東欧の方も観てくださったみたいですね。おかげさまで、2回ほどクロアチアへ訪問する機会があって、取材を受けたり、テレビで歌ったりもしました。
テリー へぇ~、思わぬ文化交流になりましたね。そんなにうまく歌われたんですか。
山口 いえいえ、大使の方に「いづみさんのクロアチア語は完璧じゃないけど、そこがいい。直さないで」って言われました(笑)。
テリー 少したどたどしい、ヘタウマな感じがかわいいのかもね。
山口 そうなんでしょうね。でも、ライブに来てくれるクロアチアの方が「回を重ねるごとに、だんだんクロアチア人になっているよ」て言ってくださるので、少しは成長しているみたいですけどね(笑)。
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