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記事全文を読む→“川崎老人ホーム惨殺事件”介護士・今井隼人容疑者の素顔とは?(3)今井容疑者という人物
連続殺人鬼の仮面をかぶっていた今井容疑者は、地元では目立たない存在だったと、中学時代の同級生が証言する。
「ほとんど友達がいなかった印象ですね。部活では吹奏楽部でトロンボーンを演奏していました。そんなにのめり込んでおらず、むしろ指揮者に興味があったようです。合唱コンクールでは独特の大きな動作で、指揮をしていました」
今井容疑者の家族を知る近隣住民もこう振り返る。
「おじいさんの代から街の電気屋を営んでいました。父親は一流電機メーカーに勤めたあと、家業の電気屋を継いだと聞いています。引っ越してきた時、テレビの配線やエアコンの取り付けに困っていると、すぐに手伝ってくれました。妹がよく店番で顔を出していたのは覚えています。父親が脳腫瘍で亡くなってから、店を閉めました。事件当時、母親は横浜市内の公立保育園で園長をしていました」
今井容疑者は横浜市内の高校を卒業後、神奈川県の医療系の専門学校で国家資格の「救急救命士」の資格を取得。その後、救命士の職に就くのではなく、14年5月から「Sアミーユ川崎幸町」で働き始めている。
連続転落死事件の1年ほど前には、地元のレンタルビデオ店で「事件」を起こしていた。
「延滞トラブルで約1カ月分、料金を滞納していました。支払いを求めると、激高して、一切応じてくれなかったんです。店のバックヤードには今井容疑者の顔写真を貼って、『要注意人物』としてアルバイトスタッフに喚起していました」(ビデオ店の関係者)
母親と妹と暮らしていた実家のマンションを訪ねてみると、留守だった。
「逮捕から2日後、今井容疑者の母親は新聞販売店に配達を止めるように連絡していました。大きな荷物を持って自宅から出てくると、入り口で待っていたタクシーに乗り込む様子が目撃されています。しばらく自宅には戻らないようです」(社会部記者)
転落死事件の被害者遺族の一人は、事件についてこうコメントを出した。
「いまだ捜査段階ではありますが、一日も早く真相究明がされることを、ただただ願っております」
今井容疑者は今年の正月に川崎大師で参拝する姿が目撃されている。タクシー運転手の男性はこう話す。
「夜11時頃、川崎大師の前で今井容疑者を乗せました。自宅近くの最寄り駅までお届けしたのですが、車内ではずっとうつむき、言葉を発しませんでした」
捜査の手が迫った中、「厄除けのお大師さま」で知られる寺院で、罪をわびたのか、それとも逃げおおせることを願ったのか──その胸中は、投げ落とした日の夜の闇よりも深い。
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