芸能

名作ドラマ“至高の最終回”の謎を総直撃!(1)「<2013年9月20日・半沢直樹>森田順平」

20160310h

 平成のドラマで最高視聴率となる42.2%をはじき出し、社会現象になった「半沢直樹」(13年、TBS系)。最終回の半沢直樹(堺雅人)と大和田常務(香川照之)の対決に、岸川部長役の森田順平(61)は大きな役割を果たした。

──「倍返しだ!」が流行語になる大ヒットでしたが、実は、そこまで大きな期待はなかったそうですね。

森田 そう、監督やプロデューサーは「平均で15%、最終回で20%超えてくれれば」と言ってましたね。

──半沢と対峙する大和田常務の腹心・岸川部長という役でしたが、オファーが来てどうでしたか?

森田 台本はまだ上がってないから、池井戸潤さんの原作を先に読んで。役とキャスティングをイメージしながら読んでいくと、とにかくおもしろい。電車で読んでいて「よし!」とガッツポーズしたこともありましたよ。

──メイン監督の福澤克維氏とは「3年B組金八先生」からのつながりですか?

森田 そう、彼は「金八」のリアル世代で、それでTBSに入ってきた人。ただ、僕がやっていた乾先生は「大嫌いだった」と、今でも言うんですよ(笑)。

──「半沢直樹」には、わかりやすい悪役が次々と出てきましたが、岸川部長の役作りに関しては?

森田 第1部の江島副支店長(宮川一朗太)のように「これ見よがし」な腰巾着ではなく、どこかとっつきにくい「イヤ~なヤツ」という感じを出したかった。そのため、銀行員が着ないであろうダブルのスーツで雰囲気を作ったんです。

──最終回では半沢が大和田常務の不正を糾弾する。そのための重要な伏線となるのが、金融庁の黒崎検査官(片岡愛之助)と、岸川部長の娘との結婚。

森田 それを知った半沢が岸川のマンションに乗り込んでくる。人の家まで乗り込んでこないだろうって思うけど(笑)、あれが最終回に向けてのキモでしたね。

──そして半沢が勝つか、大和田が勝つかというラストの取締役会のシーン。約25分もの長丁場を、マルチアングルという手法で10回近く撮影を繰り返した。堺雅人が「尋常ではなかった」と漏らしています。

森田 朝の4時に撮影開始で、終わるまで10時間かかった。僕も香川君も堺君もずっと声を張り上げているから、テイクを重ねるたびにノドにくるんですよ。

──同じ演技を何回も重ねると、どんな効果が生まれますか?

森田 岸川部長が声を荒らげ、大和田常務の不正を認めるシーン。そこで大和田常務が僕に書類を投げつけるというのは、台本にはなかった。何回かやっていくうちに、芝居が膨らんでいくんですね。あの最終回に限らず、堺君や香川君の演技の濃さがよくて、現場に行くのが楽しくてしょうがなかったです。

──そして、大和田常務が半沢に敗れ、ついに「膝を折る瞬間」がやってきます。

森田 土下座なんかしたくなかっただろうし、それでも歯を食いしばって「誰が負けるか!」という表情をしている。ただ、大和田常務の本当の負けはその次。

──中野渡頭取(北大路欣也)に、責任を取っての出向ではなく、平取締役への降格を言い渡される場面ですか?

森田 精気のない表情になって、あそこで初めて彼は負けたんだと思います。

──そして半沢が出向を言い渡されたことで、続編への期待も尽きません。

森田 その後の原作には、出向になった岸川部長はひと言も出てこないけど(笑)、半沢がどうなっていくのか観てみたいですね。

カテゴリー: 芸能   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    暑いと思ったら顔が赤い?恥ずかしい赤ら顔は化粧水でケア

    Sponsored
    91796

    ゴールデンウィークも終わり、これから夏に向けて徐々に気温が高くなってくる季節ですね。スポーツやイベントなど出かける機会が増えてくる方も多いのではないでしょうか。そんな楽しい季節ですが、気候の変化による肌トラブルも気になります。日中の日差しか…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , , , |

    高血圧・高血糖・高血中脂質が1つでもあると、動脈硬化につながる「トリプルリスク」になる!?

    Sponsored
    102085

    いま、アラフォー世代を中心に、「トリプルリスク」の危険性が叫ばれている。「かくれ肥満」を提唱し、メタボに警鐘を鳴らした医師の岡部正さんによると、「高血圧・高血糖・高血中脂質のうち、どれか1つでも該当すると他の2つも悪くなる可能性がある」そう…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , , , |

    認知症の予防に期待!? 世界初、九州大学がプロポリスの認知機能向上効果を実証!

    103760

    九州大学大学院歯学研究院の武洲准教授と倪軍軍助教の研究グループは、中国青海省人民病院との共同研究において、ブラジル産プロポリスが中国チベット高原に住む健常な高齢者の認知機能低下並びに全身性炎症の改善効果をもたらすことを明らかにした。臨床研究…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
レギュラー番組で「大不調」!嵐・大野智に何が起きた?
2
吉田羊という魔性の「安定銘柄」(2)芸能生活が危ぶまれた騒動
3
ドS対応は健在! 欅坂46平手友梨奈、野外ライブ放水に「オレにかけて」の声
4
天海祐希が主演ドラマスタッフに「朝まで大激怒」(2)「なんでしょぼいゲストなの!」
5
天海祐希が主演ドラマスタッフに「朝まで大激怒」(3)激怒の裏にライバルの存在