スポーツ

「二刀流」日ハム・大谷翔平が投手として正念場のウラ真相

20160526n

 これはプロ4年目にして初めて味わう「壁」なのか。日本球界を背負うエースにまで成長した日本ハム・大谷翔平(21)だが、今季は思うような投球ができていないようである。

 今季7試合目の先発登板となった5月8日の西武戦も、6回10被安打4失点でKO。早くも3敗目(5月11日現在、以下同)を喫した。勝ち星は登板6試合目の5月1日にようやくあげた1勝のみだ。昨季最多勝(15勝)、防御率(2.24)、勝率(7割5分)の3部門においてパ・リーグのトリプルクラウンを成し遂げたスーパー右腕が苦しんでいる。

 これまでの大谷は、ルーキーイヤーの13年に3勝、14年に11勝、そして15年の昨季はリーグ最多の15勝と、ここまでは順調にステップアップしてきた。

「ところが、今季は立ち上がりが悪くて先制を許し、守っている野手のイライラを増幅させて、援護をもらえないまま白星に結び付かないという悪循環なケースが目立っています」(スポーツ紙デスク)

 その一方で、先の西武戦では打線から先制点をプレゼントされながら、いとも簡単に同点とされ、ついには勝負どころの中盤でアッサリと逆転されている。ふがいない内容が続き、周囲から「大谷は大丈夫なのか」と心配の声が飛び交うのも無理はないだろう。

 では、今季の大谷はなぜスランプにハマってしまっているのか。日本ハム球団関係者の一人は「やはり二刀流を継続していることが、大谷にとってかなり大きな足かせになっている」と指摘する。

 二刀流4年目の今季は投手としてこそ不振続きだが、対照的に打撃のほうで絶好調をキープ。自己最長を更新する“4試合連続アーチ”のほか、規定打席にこそ届いてないものの、打率も3割2分2厘まで跳ね上げ、レギュラーメンバーの中で、唯一の3割打者としてチームを支えている。

 しかし、前出・球団関係者は顔をしかめながら、こう補足する。

「そもそも投手と打者を両方やり続けるなんて、土台無理な話なんです。でも大谷は持って生まれた“天然キャラ”だから、その前人未到の偉業を成し遂げたいとガムシャラになって今も二刀流の選手として試合に出続けている。それが気づかないうちに自分で自分の首を絞めているわけです。今季のように打撃が好調だと、どうしてもバッティングに気持ちがシフトしてしまい、ピッチングのほうは、おろそかになりがちとなる。どっちつかずになってしまうことを危惧して、栗山監督と球団幹部は昨シーズンから大谷の今後について『投手優先の1.5刀流』の起用法とする考えだったはずなのに、今季の打撃好調によって話をまた振り出しに戻してしまった。大谷を今後スーパー・ピッチャーにしたいなら、今すぐに登板翌日のDH出場を控えさせて『1.5刀流』に引き戻すべきです」

 ところで、“投手・大谷”の不振について「原因はプライベートの変化にある」と、次のように打ち明ける関係者もいた。

「プロ入り直後にナインの間で未体験説がささやかれ、『まだなんだろ? 体験できる店に連れてってやろう』とチームメイトからからかわれて『勘弁してください!』と必死で否定した姿からますます疑惑が濃くなったなんて話がある。以後も一切浮いた話が聞こえてこない大谷でしたが、実はチーム内の一部で『最近になって人気美人モデルの彼女ができたらしい』と噂が出始めているんです。(札幌と鎌ケ谷で)寮住まいの大谷には、入団当初から外出する際に行き先を届け出る義務がチームから課せられ管理されていますが、ここ最近の栗山監督はそれをなし崩しにして見て見ぬ振りをしている。それも“チーム公認”の彼女ができたからのようで‥‥。いずれにせよ私生活で大事な女性の存在が初めて現れたことで、それまで野球一辺倒だった生活リズムが変化して、ピッチングのほうに影響しているのかもしれない」

 原因はさまざまだが、「彼女」の存在があるのなら、逆に投手・大谷を奮い立たせてくれてもいいようだが──。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
2軍暮らしに急展開!楽天・田中将大⇔中日・ビシエド「電撃トレード再燃」の舞台裏
2
水原一平が訴追されて大谷翔平の「次なる問題」は真美子夫人の「語学力アップ」
3
「すごく迷惑ですね」沖縄せんべろ居酒屋店員が嘆く「招かれざる客」のやりたい放題【2024年3月BEST】
4
前代未聞の「妨害工作」2連発!それでも「バスVS鉄道対決旅」に勝てない太川陽介のだらしなさ
5
楽天・田中将大に「不可解な動き」次回登板のメドなしで「無期限2軍」の不穏