スポーツ

日本酒を世界にPR!?中田英寿にサッカー界から「やることが違う」と怨嗟の声

20165030nakata

 元日本代表の中田英寿氏が香港で開かれたお酒の見本市「ヴィネクスポ香港」で、自身が開発に携わった日本酒セラーを披露した。

 このセラーは日本酒の温度を細かく管理できるというもので、250カ所以上の酒蔵を訪れた経験を持つ中田氏が発案から深く関わっているという。

 しかし、セラーと同時に日本酒の魅力も世界にアピールした中田氏をサッカー関係者は快く思っていないというから穏やかではない。サッカージャーナリストが解説する。

「中田氏は現役を引退するとすぐにサッカー界から離れてしまいました。ですが、サッカー関係者はいつか戻ってきてくれるだろう、それまでは外で見聞を深めてくれればいいと考えていたんです。ところが、その後、チャリティマッチに参加したり、サッカーのキャンペーンを行ったりはしていますが、指導者の経験はありません。そもそもJリーグで監督をするために必要なS級ライセンスすら取得していません。現役時代にチームの司令塔を務めていた中田氏はきっといい監督になってくれるはずで、いずれは日本代表の監督として‥‥と夢見る人も多いんです。同世代の小倉隆史は名古屋グランパス、薩川了洋はSC相模原、名波浩はジュビロ磐田で監督をしていますから、中田氏も日本酒をアピールする暇があったらサッカー界に戻ってきてくれればいいのにというわけです」

 ペレのように現役時代の名声に傷がつくのを恐れて監督を引き受けない選手もいるが、多くの名選手は自身の経験を後進に伝えてサッカー界に還元するのが今では当たり前。日本が初めてW杯に出場した時の司令塔で、3回ものW杯出場経験を持つ中田氏にそれをやってほしいと考えるのは当然だろう。

「中田氏が現役引退を発表した時、イングランドプレミアリーグで辞めるのではなく、日本に帰ってきてJリーグでプレーしてほしいと多くのファンが望みました。中田氏が育った湘南ベルマーレや出身地の山梨県甲府市をホームにするヴァンフォーレ甲府は彼の獲得を望んでいたと言われています。ちなみに熊本出身の元日本代表・巻誠一郎は今J2のロアッソ熊本でプレーしています。サッカー選手は現役生活の最後を出身地やゆかりのあるクラブでプレーして地域に貢献するという考えがありますが、中田氏にはなかったようですね。現役でこれですから、監督なんてやる気にもならないのでしょう」(前出・サッカージャーナリスト)

 セリエAに移籍して華々しい活躍を見せ、日本人選手の欧州進出への扉を開いた“世界のナカタ”が再びピッチに立つ日はやってくるのだろうか。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
3
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身
4
前世の記憶を持つ少年「僕は神風特攻隊員だった」検証番組に抱いた違和感
5
前田日明「しくじり先生」で語らなかった「最大のしくじり」南アフリカ先住民事件