スポーツ

「鬼軍曹」がダメ指揮官に!ブラジル代表ドゥンガ監督のゆる~いノーテンキ人生

20160620dunga

 欧州では「ユーロ2016」が、南米・北中米では「コパ・アメリカ・センテナリオ」が開催され、今、世界各地で熱い戦いが繰り広げられている。そんな中、日本人には残念なニュースがコパ・アメリカから伝わってきた。ブラジル代表を率いていたドゥンガ監督が成績不振を理由に解任されたのである。

 ドゥンガといえば、ブラジル代表のキャプテンとして華々しい成績を残し、日本でもジュビロ磐田でプレーし「鬼軍曹」と呼ばれていたことを覚えている人も多いだろう。

「ドゥンガは1999年に現役を引退した後、2006年から2010年にかけてブラジル代表監督を務めていました。ただ、チーム作りはうまくいかず、就任早々からダメ出しをされる始末。なんとか南アW杯まで持ちこたえたものの準々決勝で敗退。解任されました。この時、ドゥンガは相当ツラい思いをしたと聞いています。それなのに2014年から2度目のブラジル代表監督を引き受けてしまいました」(スポーツ紙記者)

 そして今回の第二次政権、まさかの予選リーグ敗退を喫し、あっけなく解任となった。なぜ2度もブラジル代表監督を引き受け、2度も失敗したのか? いったいドゥンガは何を考えているのかと世界中が首を捻っている。

「たぶん何も考えていないと思います(笑)。以前、彼の半生を記事にするためにインタビューしたことがあるのですが、何を質問しても適当に答え、あげくの果てには『俺の人生ならだいたい知ってるだろ。適当に書いておけ』と言うのです。それの何がいけないのか? という様子でした。悪気があるのではなく、細かいことは気にしないタイプなんだと思います」(サッカーライター)

 さすがラテン気質と言いたくなるようなエピソードは他にもある。

 ブラジルW杯が終了してしばらくのち、アルシンドや呂比須、ドゥンガといったかつて日本でプレーした選手たちと日本サッカーの関係者がブラジルで懇親会を行った。その席でドゥンガがザッケローニの次の監督が誰になったのか尋ね、日本の関係者がアギーレだと答えると、ドゥンガは一言「誰だそれは?」と言ったという。

「確かにアギーレは世界的に知られる超有名監督というわけではありません。しかし、ブラジル代表監督をしている人がアギーレを知らないのは問題でしょう。情報収集は監督の大事な仕事の一つですから。ちなみにジーコもアギーレを知らなかったそうです。ジーコもドゥンガも監督としていい成績は残せていないのを思い出して笑ってしまいました」(前出・サッカーライター)

 かつて「鬼軍曹」として恐れられた姿など想像もできないほどのノーテンキぶり。ドゥンガに再び栄光の日がやって来ることはあるのだろうか。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
フジテレビ・井上清華アナ「治らない顎関節症」と「致死量ストレス」の不穏な関係
2
新2軍球団「オイシックス新潟」でくすぶる元広島・薮田和樹と元阪神・高山俊の「1軍復帰ロード」
3
あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
4
【ドラマ「Believe」】受刑者キムタク「スタイリッシュでカッコいい&丸刈りナシ」押し売りだらけの超ウンザリ感
5
上毛電鉄「800形」新型車両が全線営業開始!「700型」とは違う「ガッカリ&歓喜」ポイントがあった