スポーツ

巨人・高橋由伸監督の「コーチ丸投げ」采配に大ブーイング!(1)ソフト路線が序盤は功を奏したが…

20160630x

 球界の盟主・巨人が苦しい戦いを強いられている。開幕当初こそ順調に白星を積み上げて首位を快走していたが、ここにきて連敗を何度も重ねるなど、思い描いていたシナリオは狂いっ放し。いよいよ新任監督に対する風当たりは強まり、絶対エースの動向にまで影響を及ぼしているようだ。

 交流戦は大誤算だった。そもそも2016年シーズンは日本一奪回を果たすべく「打倒ホークス」を合言葉にスタートしていたが、敵地で行われた6月10日からのソフトバンク3連戦は屈辱の同一カード3連敗。2年連続で天敵に3タテを食らったのである。

 意気込んだ決戦ではね返されたのと前後して、なんと球団内では歯車がかみ合わなくなった原因が指摘され始めた。今季からタクトを振っている高橋由伸監督(41)に対し、「実際はほとんど何もしていないのではないか」との疑念が渦巻いているというのだ。

 球団関係者が声を潜めながら打ち明ける。

「ベンチからのサイン伝達は基本的に村田真一ヘッド(52)に任せ、門外漢の投手陣起用法についても尾花高夫投手コーチ(58)主導で決められている。要するに率先して『これでいく』という指示の決断がまだできないんですよ。ほとんど準備期間もないまま“ポスト原”にあてがわれた監督就任1年目だから、多くを求めるのは酷かもしれない。ただ、選手に直接アドバイスするような、初歩的なこともここまでほとんど行っていません。原辰徳前監督(57)のように監督室に選手を呼び出してカミナリを落としたり、あるいは重要な案件を直接伝えたりするようなことも一切ないと聞く。あえて乱暴な言い方をすると、監督の職務を放棄して他のコーチたちに“丸投げ”しているような状況です」

 巨人番記者が補足する。

「チームの主力選手たちに由伸監督について聞いてみると『試合中もベンチでほとんど表情ひとつ変えないし、言葉もロクに発することがないから不気味』とか『キャンプ中から、ここまで話しかけられたことがない』とか、コミュニケーション不足を指摘する答えが返ってきます」

 その監督評の大半が芳しくなく、「腹の中で何を考えているのかがわからない」というものまであったという。

 どちらかと言えば、何かとウルサ型で上から押しつけることの多かった原前監督は選手から疎まれている部分もあった。それだけに、ソフト路線重視の高橋新体制はチーム内の風通しがよくなり、選手たちは指揮官の目を気にすることなくノビノビとプレー。それが開幕直後の“快進撃”を生み出した大きな要因だったのである。

 しかし、それも長くは続かなかった。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「メジャーでは通用しない」藤浪晋太郎に日本ハム・新庄剛志監督「獲得に虎視眈々」
2
不調の阪神タイガースにのしかかる「4人のFA選手」移籍流出問題!大山悠輔が「関西の水が合わない」
3
2軍暮らしに急展開!楽天・田中将大⇔中日・ビシエド「電撃トレード再燃」の舞台裏
4
新庄監督の「狙い」はココに!1軍昇格の日本ハム・清宮幸太郎は「巨人・オコエ瑠偉」になれるか
5
【鉄道】新型車両導入に「嫌な予感しかしない」東武野田線が冷遇される「不穏な未来」