エンタメ
Posted on 2016年09月09日 05:54

映画・小説化で盛り上がる!「国士舘高校・大学」ハチャメチャ最強伝説!(3)天ぷらうどんを投げつけた

2016年09月09日 05:54

20160908t3rd

 まさに「ビーバップ──」を地でいく過激さで、

「有名な伝説のOBもいます。鉄ゲタを履いて肩から『打倒!朝鮮高校』というタスキをかけて池袋を練り歩いたS先輩は、逮捕されて護送中に手錠をちぎった。同期のFは人並み外れた動体視力の持ち主で、パンチを紙一重で見切ってカウンターでKO。一度もケンカに負けたことがありませんでした。真っ白な学ランでバイクを操り、史上最強と言われた暴走族を創設したYは伝説の人ですし、工業科にいたアマレス特待選手のNはディスコで地回りの愚連隊たちと大乱闘。相手を2階から投げ飛ばして機動隊に制圧されました」

 店はその騒ぎが原因で潰れてしまったという。

 そして出身者の就職先はいろいろあるが、

「任侠関係や右翼団体も少なくなかったですが、マル暴の刑事も多いですね。『追うも逃げるも国士舘』というジョークがありましたっけ(笑)」

 国士舘のお膝元である東京・世田谷で飲食店を経営するOBによれば、

「私の同期にはヤクザにケンカを売って車でさらわれたものの、1人で数人のヤクザ相手に大乱闘した男がいました。結果、その根性を買われて、ある組事務所からスカウトされました」

 ちなみに、戦後の愚連隊として知られる安藤昇氏率いる「安藤組」で「ステゴロ最強」の異名を持つ花形敬氏も国士舘(旧制中学)の出身。芸能界からはOBの桜金造(59)が、こんな武勇伝を打ち明けてくれた。

「大学1年の時、学食で天ぷらうどんを食べながら履修届を書いていたら先輩がやって来て、『お前、何今頃書いてんだ!』と言うので、頭にきて天ぷらうどんを投げつけて、トレーで頭をブン殴ったんです。すると『お前、何やってるかわかってるんだろうな』と言われ、またカチンときてボコボコに殴る。それでもまた『お前、何やってるかわかってんだろうな』と亡霊のように迫ってくるんです。家に帰ってもそのシーンを思い出し、怖くなって1カ月で辞めてしまいました。でも辞める際に、先生から『試験だけでも受けに来い。卒業させてやるから!』と毛筆の手紙をいただいて‥‥。今考えても情がある学校だったなぁと思います」

 再び高瀬監督に「そんな緊張の連続で、中退することは考えなかったのか」と聞くと、

「いやいや、入学当初は毎日、思っていました(笑)。でも先生から『ここで逃げたらこの先、何かあるたび逃げ道を探す人生になるぞ』『だが、今を耐えたら、何があっても乗り越えられるようになる。頑張ってみろ』と。で、とりあえずふんばって、気がつけば大学まで7年間過ごすことに」

 卒業後に、当時のケンカ相手と街で遭遇することもあったという高瀬監督だが、

「いつだったか、京王線沿線で番を張っていた朝高OBが『お前が士舘じゃなくて、俺が在日じゃなかったら友達になれたかもな』と。『じゃあ、軽く飲みに行くか』と言うと、『お前とは行けない。周りの目があるから』。相手のことは認めつつも、何があっても迎合はできない──。そんな彼らの立場に、逆に同情したこともあります」

 お互いが「最強高校」だというプライドをかけ、激突した国士舘と朝鮮高校。そんな映画に若い女性ファンが集まる──。目的すら見いだせない者が多い現代の若者たちにとって、破天荒ではあるが、当時の国士舘生のやり場のないエネルギーはまぶしく映るのかもしれない。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2022年07月05日 17:58

    可愛さ余って憎さ百倍。いやはや、この2人のバトルは本当にすさまじかった。沢口靖子が主演したNHK連続テレビ小説「澪つくし」や、渡辺謙主演の大河ドラマ「独眼竜正宗」の脚本を手掛け、飛ぶ鳥を落とす勢いだった脚本家のジェームス三木氏。ところが19...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年07月31日 06:45

    堺雅人主演ドラマ「VIVANT」(TBS系)が3年ぶりの続編でも、圧倒的な存在感を放っている。第2シーズンの初回放送は、平均世帯視聴率18.8%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録。放送中にはXで世界トレンド1位になった。前作は2023年...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    芸能
    2026年08月06日 17:00

    2024年7月に停車中のロケバス内で共演者の女性に性的暴行をしたとして、不同意性交と不同意わいせつの罪に問われたのは、元お笑いトリオ「ジャングルポケット」の斉藤慎二被告だ。その第6回公判が8月5日に東京地裁で開かれ、検察側は懲役7年を求刑。...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/8/4発売
    ■690円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク