新緑がまぶしい、5月のキャンプシーズン。週末ともなれば、各地のキャンプ場は家族連れやグループ客の歓声で賑わうが、その一方で、驚くほど静まり返った「異空間」がある。近年は「キャンプ=焚き火とBBQ」という常識を真っ向から覆す、通称「サイレント...
記事全文を読む→孫正義 長者日本一への⑦決断「若くても、資本がなくてもNO1になるには…」(3)
「取引先は今はまだありません」
エレクトロニクスショーが終わって1カ月後、上新電機の本部長である藤原睦朗から日本ソフトバンクに電話が入った。上新電機は大阪にある当時、日本2位の家電販売会社である。
上新電機の社長・浄弘博光は、数日後、日本ソフトバンクの事務所を訪れた。
浄弘は出迎えた孫を見ると、豆鉄砲をくらった鳩のように眼を丸くした。
「藤原が言っていたが、キミか‥‥」
童顔でまだ学生だと言っても通るような青年が出てくるとは思ってもみなかった。しかも、間借りしていた事務所には、机が2つ並べられているにすぎない。何とも閑散としている。
孫の眼には、はたして大規模なソフト売り場の卸を任せていいものかと、判断に困っている浄弘の気持ちが見てとれた。
浄弘はソファに座ると、慎重に話し始めた。
「これからはパソコンの時代です。売り場も大きくして、大々的にやっていきたいと思っているんです」
「そうです。パソコンが大きな意味を持ってくる時代です」
「ところでキミは、どんなことをやりたいんだ」
孫は、自分のビジョンを懸命に説明した。浄弘もまた熱心に耳を傾けた。
説明を聞き終えると、浄弘は孫に聞いてきた。
「取引先はどんなところがあるんだ」
「今はまだ、まったくありません」
「資金はあるのか。大丈夫なのか」
「いえ、ほとんどありません」
ひとつひとつ質問をするたびに、浄弘の表情がゆがんでいった。
「どんなものが品揃えとしてあるの」
「いや、実際に揃えるのはこれからです」
孫は訴えた。
「日本中にあるソフトを一堂に集めて、すべてが揃っている店、日本一の店を作りましょう。だから独占的に品物を供給する権利をください。他からは一切入れない。その代わり、自分も徹底的にやります。やらせていただいたら、他のいろんなアイデアを出します」
孫は一息にまくしたてた。
浄弘社長は、声をたてて笑いはじめた。
「お前、おもしろいやつだ。何もなくて独占させろだと」
が、すぐに真顔にもどって続けた。
「自分の若い時を思い出したよ。お前に賭けてみようじゃないか。全部任せる」
アサ芸チョイス
11月8日、歌手・島倉千代子(享年75)が肝臓ガンで死去した。島倉といえば、演歌の王道を歩むように、その生き様は苦労の連続だった。中でも、莫大な借金返済で味わった地獄は理不尽極まりなかったようで──。島倉は、男を信じて手形の保証人となったせ...
記事全文を読む→バナナマンの日村勇紀が当面の間休養に専念すると、所属事務所ホリプロコムの公式サイトで発表した。今年に入ってから体調を崩すことが多く、医療機関を受診した結果、休養が必要との判断に至ったのだという。「心身の回復を第一に、コンディションを整えなが...
記事全文を読む→衝撃的なトレードを成立させたのは、横浜DeNAベイスターズと福岡ソフトバンクホークス。両球団が「山本祐大と尾形崇斗、井上朋也の交換トレードが成立したこと」を発表したのだ。「DeNAは山本という正捕手の放出、それもシーズン中のトレードだったの...
記事全文を読む→
