スポーツ

天才テリー伊藤対談「蝶野正洋」(1)MCとはまさしくレフリーなんです

20170316a

●ゲスト:蝶野正洋(ちょうの・まさひろ) 1963年、アメリカ・シアトル州生まれ。84年に新日本プロレス入門、同年10月リングデビュー。海外遠征から帰国した89年10月、武藤敬司、橋本真也とともにユニット「闘魂三銃士」を結成して活躍、人気・実力を兼ね備えたメインイベンターとしての地位を確立する。96年にはハルク・ホーガン率いる「nWo」に加入、その後「nWoJAPAN」を結成して一大ムーブメントを起こす。2010年2月、デビュー以来26年間所属していた新日本プロレスを離れてフリーに。現在はリング以外にも活動の幅を広げ、今年1月より、MXテレビ「オトナの夜のワイドショー! バラいろダンディ」月~木曜のMCを担当。またAED救急救命、地域防災・活性化を啓発普及する「ニューワールドアワーズ スポーツ救命協会」代表理事も務めている。

「闘魂三銃士」でブレイク後、「黒のカリスマ」として日本のプロレスを盛り上げてきたプロレスラー・蝶野正洋。リングで多くのファンを魅了してきた男が選んだ新たな戦いの場は、なんとテレビのワイドショー。これにはビックリの天才テリー、その理由を尋ねてみると‥‥!?

テリー 観てますよ、MXテレビの「バラいろダンディ」。あの蝶野正洋が情報番組の、しかも月~木の帯のMCなんて!

蝶野 アハハハハ、ホントに。俺も想像できなかったです。

テリー もうMCになって2カ月ぐらいですね。やってみていかがですか?

蝶野 いやあ、俺なんてまだ新弟子みたいなもんですから。目の前のカンペしか見えないです(笑)。

テリー 堂々とやってるように見えるけどね。あらためて、どうしてこういうことになったんですか?

蝶野 ご存じだと思いますけど、昨年10月に前のMCだった長谷川(豊)さんがああいう形で急に降板することになりまして。

テリー ブログによけいなこと書いちゃってね。

蝶野 で、しばらくは日替わりMCみたいな形で、出演者が交代で司会を担当していたんですよ。そしたら11月末ぐらいに、プロデューサーから「本格的にMCをやってみませんか?」という話をいただいて。

テリー あららら、すごい英断だ。

蝶野 最初は出演者全員に声をかけてるんだと思って、「無理です」って断ってたんです。日替わりMCすら、かんでばっかりで、満足にやれてなかったですから。

テリー そうでしたか。

蝶野 そしたら12月の中旬ぐらいに、あらためて「やはりお願いしたい」と申し出がありまして、「そこまで言ってくれるなら、できるところまでやってみましょう」とお返事したんです。

テリー そのプロデューサーは優秀だね。きっと、「MXだから挑戦できる」ということも含めて、新鮮な蝶野さんにお願いしたんでしょうね。

蝶野 そうかもしれないですね。出演者の中で各方面に何のしがらみもないのは俺ぐらいですから。俺なら思い切ってやれる、と思ったんじゃないですかね。

テリー 実際やるにあたって、「こんなふうにやってみよう」みたいなビジョンはあったんですか?

蝶野 俺は「MCというのはレフリーだ」と思ってるんですよ。うまいレフリーって、「そこで止まれ」「よし、行け」って選手を動かすことができますから、素人同士でもプロレスをさせることができるんです。コメンテーターをいかに動かすかという意味において、そんな技量が求められているんだと思いました。

テリー あァ、うまいこと言う。まさにそのとおりだと思いますよ。

蝶野 でも、やってみたらそれどころじゃないですね。レフリーの判定で番組を動かすどころか、逆にコメンテーターの皆さんがレフリーを支えてくれてる感じです(苦笑)。皆さんが暴走した時に割って入るような力量が俺にないから。

テリー コメンテーターもカルーセル麻紀さん、板東英二さん、玉袋筋太郎さん、室井佑月さん、梅沢富美男さんと、曲者ばかりですからねェ(笑)。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
フジテレビ・井上清華アナ「治らない顎関節症」と「致死量ストレス」の不穏な関係
2
新2軍球団「オイシックス新潟」でくすぶる元広島・薮田和樹と元阪神・高山俊の「1軍復帰ロード」
3
あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
4
【ドラマ「Believe」】受刑者キムタク「スタイリッシュでカッコいい&丸刈りナシ」押し売りだらけの超ウンザリ感
5
上毛電鉄「800形」新型車両が全線営業開始!「700型」とは違う「ガッカリ&歓喜」ポイントがあった