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記事全文を読む→天才テリー伊藤対談「香西かおり」(1)ジャズアルバムの制作は遊び感覚で
●ゲスト:香西かおり(こうざい・かおり) 1963年、大阪府生まれ。11歳の頃から民謡教室に通い、17歳で民謡歌手デビュー。高校卒業後は太陽神戸銀行に就職するが民謡歌手としての活動が多忙になってきたため、86年から歌手に専念。その後、演歌歌手としてのレッスンを受け、88年にシングル「雨酒場」でデビュー。第30回日本レコード大賞などで新人賞を獲得。91年、3枚目のシングル「流恋草(はぐれそう)」が80万枚を超える大ヒット。同年末の「紅白歌合戦」に初出場する。その活動は演歌界だけにとどまらず、玉置浩二作曲によるシングル「すき」を97年にリリースするなど、数々のポップス曲も発表している。デビュー30周年を迎えた今年は、1月に「香西かおり30周年記念全曲集~おかげさん~」、2月にリクエストの多かった民謡を1枚のベスト盤として収録した「香西かおり民謡全曲集~口伝え~」、4月に30周年記念シングル第1弾「わすれ花」をリリースするなど精力的に活動している。
「流恋草」「無言坂」など数々の名曲で多くのファンに愛されて、今年デビュー30周年を迎えた演歌歌手・香西かおり。最近でもジャズに挑戦したり、原点である民謡のアルバムをまとめるなど活動の幅を広げているが、そんな彼女に天才テリーが不満を抱いていることとは!?
テリー わァ、すてきな着物ですね。
香西 いえいえ、これはユニホームみたいなものですから(笑)。
テリー 今、着物はどのぐらいお持ちなんですか。
香西 数えたことないですけど、たくさんあります。
テリー 昔着た着物も、残されている?
香西 ええ。着物って、わりとローテーションが利くんです。だから洗い張り(着物を解いて反物の状態に戻して洗い、仕立て直すこと)をかけたり、染め直したりして着てますね。若い頃に着ていたものだったら、裏地を少し大人の色に変えるだけでも、ずいぶん印象が変わりますから。
テリー さっそくなんですが、今年、香西さんはデビュー30年を迎えたんですね。おめでとうございます。
香西 ありがとうございます。
テリー 今回、たくさん香西さんの歌を聴かせてもらったんですけど、ジャズのCD(The Live うたびと~Stage Singer~)、すごいね。
香西 本当ですか、うれしいです。
テリー 演歌の人は、基本的に歌がうまいから、みんなジャズが歌えるよね。「アカシアの雨がやむとき」なんて、名曲をジャジーな感じで歌ってるのは新鮮だったなァ。
香西 これは音楽をやっている飲み仲間たちから「香西なら、こんな歌がいいよ」なんて感じで教えてもらいながら、遊びのような感じで作ったアルバムなんです。
テリー ああ、だから軽くて、楽しい感じなんだ。
香西 そうなんです、もう楽しんじゃってます。
テリー あと「民謡全曲集~口伝え~」、これもすごくいい。
香西 最近、ステージでも民謡を何曲かはやるんですけど、おかげさまで近頃「どこへ行けば香西かおりさんの民謡が聴けますか」という声が増えてきたので、こういう形でまとめさせてもらいました。
テリー そうだよ、そもそも香西さんのキャリアは民謡からスタートしてるんだものね。たしか、最初は銀行で働いていたんでしたっけ?
香西 はい、お堅い仕事に就くことが夢だったものですから、学生の頃から簿記や珠算の資格を取って。
テリー すごいね、だって銀行、入るのは難しいでしょう? クラスの上位5人ぐらいしか入れないイメージなんだけど、もしかしてお嬢様だったんじゃないですか?
香西 いえいえ、まったく(笑)。父は大道具の職人で。だからテレビドラマの美術の現場で、チーフを務めてセットを組んだりしていたみたいです。
テリー そうすると、子供の頃から芸能界は近い存在だった?
香西 でも、子供の頃は父が何してる人だかは知らなかったんです。父に対しては、「仕事に出たらあんまり帰ってこない人」って印象があって。
テリー 別にスーツ着て、ネクタイ締めて行くような仕事じゃないですもんね。で、娘の香西さんは銀行。真逆の方向に行っちゃったんだ(笑)。
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