スポーツ
Posted on 2017年08月22日 05:59

甲子園「決勝戦3戦無敗」天理と「40年周期で準優勝」広陵が2度目の激突!

2017年08月22日 05:59

 今大会のいよいよ大詰め。ベスト4がついに出そろった。火曜日に行われる準決勝第1試合では天理(奈良)対広陵(広島)という甲子園優勝経験のある強豪校同士の顔合わせとなった。

 この組み合わせは過去の春夏の甲子園で1度だけ実現していてその時は80年第62回大会の準々決勝で激突。この時は天理が4‐2で広陵を退けている(広陵の渡辺一博&原伸次〈元・広島東洋など〉のバッテリーを2年生軍団の天理が撃破した。この時広陵で1番・ショートで出場していたのが現在の中井哲之監督である)

 今回はそれ以来、37年ぶりの対戦となるワケだが、この両校、決勝戦に進出した場合、こんな面白いジンクスがあるのだ。

 まずは天理の場合は、過去春夏の甲子園で決勝戦に3度進出しているが、3戦3勝である。天理にとって初の決勝戦となったのは86年第68回夏の選手権。古豪の松山商(愛媛)相手に3‐2で競り勝ち、奈良県勢として春夏通じて初の甲子園優勝を飾った(この時のキャプテンが現監督の中村良二〈近鉄⇒阪神〉である)。

 2度目は90年の第72回夏の選手権。県勢として甲子園初優勝を狙う沖縄水産と緊迫の投手戦を展開した。天理はエース・南竜次(元・日本ハムなど)の力投で4回表に挙げた虎の子の1点を守っての優勝でまさに薄氷を踏む勝利であった。

 3度目は初の春の制覇となった。97年第69回選抜で古豪・中京大中京を4‐1で降しての快勝だった。つまり天理は決勝戦に進むと無敗なのである。

 一方の広陵である。広陵は春選抜で優勝3回、準優勝3回を誇っているが、夏の全国制覇はいまだゼロなのである。その代わりといっては何だが、なんと40年周期で準優勝しているのである。その最初の準優勝は’27年の第13回大会。高松商(香川)に1‐5で敗戦。

 2度目が67年の第49回大会。1‐7で敗れ習志野(千葉)に初優勝をさらわれている。

 そして3度目が記憶に新しい07年の第89回大会。4‐0とリードするも“がばい旋風”の佐賀北に飲み込まれ、8回裏にエース・野村祐輔(広島東洋)が逆転満塁ホームランを食らうなどして4‐5で大逆転負けを喫してしまった。そして、この法則でいくと次は2047年に準優勝となるワケだ。となると、今回は準決勝で天理の前に敗退してしまうか、決勝戦に進出した場合、悲願の初優勝を飾るか……の二択になる。ちなみに奈良県勢対広島県勢の甲子園対戦成績はこれまでのところ春は1勝1敗で夏は奈良県勢の2勝。計3勝1敗で奈良県勢が勝ち越しているが、さて今回は?

(高校野球評論家・上杉純也)=敬称略=

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