「引退会見を見ていて紳助さんらしいなと思ったのは、上岡龍太郎氏(69)や和田アキ子(61)、明石家さんま(56)、ダウンタウンの松本人志(48)といった芸能界の大物の名前を出していたことですね。ある意味で、暴力団との関係をチラつかせるのと同じで、あの人らしい虚勢の張り方。ソフトバンクの孫正義氏(54)とは、それほどの面識はなかったと思いますけどねえ」
紳助と仕事を共にしてきた某バラエティ番組のディレクターは、あきれ顔でこう語った。
ただし虚勢の裏には、マスコミを恐れて沖縄のマンションの一室に籠城するなど、驚くほど小心者の素顔が隠されているという。
「紳助は自身も認めているように気が小さいし、元ヤンなので年長者や、芸歴の長い先輩はいちおう、立てるんだよね。若い時なんかそれこそ体育会系で、どちらかと言うと礼儀正しいほうだった。実際、関西の大物タレント・やしきたかじん(61)に対しては、常に礼儀を尽くして、年末年始の挨拶も欠かさないからね。デビュー前から目標に掲げていた兄弟子・島田洋七(61)に対しても同様だった。著書の収益を巡って、洋七が吉本興業と対立して退社したでしょう。その後も紳助は、洋七原作の映画に友情出演するなど、良好な関係を続けたんだから」(紳助をよく知る芸能プロダクション幹部)
また、昨年12月に「大親分」の一人、西川きよし(65)が大阪で「西川きよし劇団」を旗揚げした際も、多忙な中を駆けつけてゲスト出演してみせた。
とはいえ、そんな気遣いの裏には思惑がある、との声も上がっている。
「確かに表向きは先輩を立てるけど、自身が売れるにつれて相手の地位や肩書、勢い、利用価値などを見極める傾向が出てきた。きよしさんとの関係にしても、内心は元参議院議員という肩書が大きいと思います。紳助さんは間違いなく政界進出に色気を持っていた。他の先輩たちへの接し方と比較して、きよしさんに対しては挨拶のしかた一つを取っても違いましたからね」(前出・ディレクター)
テレビ業界に〝シマ〟を拡大し、一大勢力を築いた紳助は、必要以上に格式にとらわれなくなったようだ。権力が増せば増すほど、怖いものなど減っていったのだろう。ある都内のアウトロー関係者が明かす。
「一時期、東京のあるテキヤ稼業の親方が紳助を気に入り、かわいがろうとしたことがあった。昔の紳助ならヘコヘコと愛想笑いの一つも浮かべただろうに、ほとんど相手にしなかったそうだ。当時、紳助はすでに噂になっている大物組長と昵懇の仲だったから、利用価値がないと判断したんだろうね」
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