スポーツ

WBC山本浩二、首位打者を見て「誰あれ?」

 日本シリーズも終わり、野球ファンの目はいよいよWBCに注がれる。しかし、3連覇の期待がかかるはずの「浩二ジャパン」がどうにも頼りない。思うようにそろわない主力選手、チーム内の火種、そしてほかならぬ監督の資質‥‥。そこかしこに不安要素が満載なのである。

 思えば、船出からして先行きが心配されていた。

 一度はアドバルーンが揚げられたが、世間の反応が悪いと見るや自然と聞かれなくなった名前である。

 ところが、巨人・原辰徳監督(54)、ソフトバンク・秋山幸二監督(50)がかたくなに監督就任を拒否すると“敗者復活”。

 山本浩二監督(66)が「侍ジャパン」の指揮を執ることとなった。

「ある意味、失礼なオファーの出され方で、普通は断りますよ。でも、浩二さんはもう一度、広島の監督をやりたくて、実績を積むために喜んで引き受けたんです。正直、3連覇は誰がやっても難しいので、負けても失うものはないですから」(球界関係者)

 とはいえ、山本監督は7年も現場から離れている。実戦感覚のブランクが危惧されるのはもちろんのこと、監督在任期間10年間でBクラス7回、日本一の経験は皆無という実績の乏しさも気にかかる。

「08年、北京五輪の『星野ジャパン』では、“仲よし3人組”と揶揄されながら、田淵幸一氏(66)とともに星野仙一監督(65)を支えましたが、4位という結果に終わった。特に、守備走塁コーチを務めた山本氏はまったく機能せず、現場ではキャプテンの宮本慎也(42)が走塁面で指示を出していたそうです。楽天に星野監督が就任した際も田淵氏しか引き連れて行かなかったのは、山本氏の能力を見限ったからと言われています」(スポーツ紙デスク)

 そもそも、そんな山本氏がWBC監督に選ばれたのは、日本ラウンドを主催する読売新聞の系列・日本テレビで解説を務めていたからというのが実情のようだ。

 日テレの解説者である山本監督は、巨人、ひいてはセ・リーグに詳しい一方、なんと解説者でありながら信じられないほどの“パ・リーグ音痴”だというのである。

「一部のパの選手たちは『取材なんかされたことない』『どうやって選手の選考をするんだ?』と口にしています。北京五輪の際に、オリックスを視察して金子千尋(29)を見ると、大発見をしたかのように『いいボールを投げるピッチャーがいたんだよ』と大興奮したほどです。今年も、首位打者を取ったロッテ・角中勝也(25)を見て『誰あれ?』と言い放ったこともあった」(パ・リーグ関係者)

 周知のとおり、交流戦でセを圧倒してきた実力者ぞろいのパ選手を知らずしてメンバー選考をしようとは無謀にもほどがあろう。

 現状では、代表に選ばれそうな選手も含め、各球団の選手たちから、「日本は本気で勝つ気ないでしょう」との声が上がる始末なのだという。

 スポンサーの集まりも悪いようで、「浩二ジャパン」が越えなければならないハードルは、あまりにもたくさんありそうなのである。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
タモリが「後継指名」する大物アイドル(1)「ブラタモリ」終了のワケ
2
水谷隼がバラした「卓球界ははいてない人ばっかり」で平野美宇や石川佳純は…という素朴な疑問【アサ芸プラス2024年2月BEST】
3
タモリが「後継指名」する大物アイドル(2)終活を決意させた夫人以外のキーマン
4
掃除機をかけたら家中に大繁殖!この春に知っておきたい「トコジラミ対策」
5
【旅番組の暗黒部】太川陽介とは大違い…的場浩司「スタッフを恫喝」で食事抜きを強要【アサ芸プラス2024年2月BEST】