スポーツ
Posted on 2025年02月24日 17:59

侍ジャパンに立ちはだかる「WBC連覇は困難」メジャーがどうしても「ピッチクロック」を導入したいので…

2025年02月24日 17:59

 侍ジャパンの連覇は困難か。来年3月に行われる野球の国・地域別対抗戦、第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、投球間に時間制限を設ける「ピッチクロック」が初導入されることが確定した。今春の予選から採用されるという。これが日本には大きな不利に働くことは間違いない。

 ピッチクロックは2023年からメジャーリーグで導入されており、現行のルールでは、走者がいないケースでは15秒以内、走者がいる場合には18秒以内に投球動作に入らなければならない。違反すると1ボールが加えられる。

 また、打者に関しては、制限時間の8秒前までに打席に入り、打つ準備の完了が義務付けられている。違反すれば自動的に1ストライクが追加されることになっている。

 メジャーリーグの取材に携わるスポーツライターが説明する。

「メジャー関係者はスピードアップの観点から、WBCでもピッチクロックを持ち込みたくて仕方がない。ピッチクロックによって1球1球の間隔が短くなり、その結果、肩肘の負担が増して故障のリスクにつながる、との声がありますが、現状ではそこまで大きなトラブルは起きていない。アメリカや中南米出身選手はメジャーでプレーする者が多数おり、今さらWBCにピッチクロックが導入されても大きな混乱はない。問題は日本を中心としたアジア勢なんです」

 2023年の第5回大会で、侍ジャパンは優勝。大谷翔平がMVPを獲得する大活躍を見せた。アメリカとの決勝戦では投手・大谷が魔球スイーパーでマイク・トラウトを三振に仕留めたシーンが語り草になっているが、もしピッチクロックが導入されていば、あの名シーンは生まれなかった、との声がある。当時、現地で取材していたマスコミ関係者は、

「あの大会ではシーズン開幕前で、ピッチクロックは導入されていませんでしたからね。あの1球を投じるのに、どれだけ時間がかかっていたことか。もし1ボールが加えられていたら、違う結末になっていたかもしれません」

 しかも次回のWBCには、大きな不安要素が存在している。前回、侍ジャパンの中心投手として活躍した大谷、山本由伸、佐々木朗希がともにドジャースに在籍しており、ドジャースが出し渋る公算が大だからだ。前出のスポーツライターは、

「ドジャースが主力投手3人もWBCに参加させるわけがない。仮になんらかのトラブルが発生してプレーができなくなれば、大変なことになる。普通に考えれば、よくて2人。大谷は打者専念で、投手は山本か佐々木のどちらかじゃないですか」

 やはり世界の頂点を守り続けることは、容易ではないようだ。

(阿部勝彦)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年01月14日 07:30

    昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月19日 07:30

    鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月22日 07:30

    今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/1/27発売
    ■550円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク