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記事全文を読む→「立川談志流のサイン」はお宝モノ
山中 師匠との思い出でよく覚えているのは、独演会でいつものように毒舌で社会風刺をされてたんですよ。客席もワッと沸いて。その会には石原慎太郎さんも来られていたんだけど、楽屋をのぞくと、石原さんが「談志よぉ、ああいうことを笑いにしちゃいけないんだよ」って怒ってるの。
談笑 うんうん。
山中 そしたら師匠が「お前は政治家だからそんなこと言うんだ。俺は芸人だから何言ったっていいんだよ!」「いや、あれはダメだ!」「何言ってやがる。客席は笑ってたじゃねえか!」って口ゲンカが始まっちゃって(笑)。
談笑 世間が全員「右だ」って言うと、1人だけ「左だ」って言いたいんですよね。日本中がサッカーW杯で盛り上がってる時に高座で「日本なんか負けちゃえばいいのに」って(笑)。
山中 「何だ、牛のケンカじゃあるまいし」って、よく言ってたよね。
談笑 そうそう。「頭でボールを蹴るなんて、マヌケのするこった」って。
山中 そういえば、浜松町のウナギ屋さんで師匠が書かれたサインが飾ってあるんですけど、そこには「我慢して食え 立川談志」って書いてあった(笑)。
談笑 その色紙を飾るお店も粋ですよね。
山中 粋だよね?。
談笑 僕が知ってるのは、九州のお寺に師匠の色紙が飾ってあって、「ここの坊主はウソばかりつく。ちったぁマジメに生きてみろ」って書いてあるんです(笑)。
山中 そんじょそこらの人には絶対に書けないサインですよね。
談笑 あと、ファンのおばちゃんからバットにサインをせがまれたことがあったんです。「しょうがねえなあ」って言いながら、そのバットに「長嶋茂雄」って書いてました(笑)。
山中 やくみつるさんなら絶対に欲しがるよ(笑)。
談笑 でしょうね。実際、その場にいた弟子も、うらやましがってましたよ。
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