スポーツ
Posted on 2017年12月04日 05:59

プロ野球、契約更改での壮絶「銭闘」が見られなくなった理由とは?

2017年12月04日 05:59

 プロ野球の「ストーブリーグ銭闘」も今や昔。かつては、シーズン以上に盛り上がる契約更改もあった。球団提示額に不満を露わにする選手、交渉がまとまらずに「越年」する選手…ところが近頃では、マスコミを使った「口撃」を目にする機会もほとんどなくなった。なぜなのか?

「ひとつは、球団が選手との『裏交渉』をしっかりやるようになったというのがあると思います。やはり、選手がマスコミの前であからさまな球団への苦言を呈することでのイメージダウンを避けたいという思惑があるのでしょう。2013年のオフに落合博満がGMに就任し、血も涙もない10億円のコストカットをした時も、表立って選手側のコメントが誌面をにぎわせるということがなかったですし」(スポーツライター)

 その中日は、今でも語り草になっている福留孝介の「誠意とは言葉ではなく金額」(07年)を筆頭に、井端弘和の「ショックで震えることってあるんですね。金額を見た瞬間に足がガクガクになりました」。さらに後日「日が経って、さらに腹が立ってきた」(05年)という至言も。荒木雅博は「ハワイで夢を見ました。球団から『低姿勢でいてくれたら、金額を上げてやる』って」(07年)という発言も。藤井淳志の保留でのイメージダウンについて「アイドルじゃないんで。どうでもいい」(09年)や、川上憲伸の「こんなに活躍できる年は一生に一度あるかないかだと思う。だから『来年活躍したら上げてやる』という言葉には乗らない」(04年)という「銭闘体勢」な言葉もあった。

 話を戻そう。契約内容の複雑化によって「大台突破」「3億円」などとシンプルに出しにくくなったという見方もある。

「代理人交渉制度が定着したことも大きいでしょうね。かつては、いわゆるビジネスマンが、子供の頃から野球しかしてこなかった人を相手に高圧的に契約を結ぶ図式がありましたから。また、出来高でのインセンティブ契約を結んでいる選手が多く、発表されている金額と実際に受け取っている金額が全然違うというケースも増えてきています」(前出・スポーツライター)

 その昔は、契約更改時の記者会見で「いち・ろく・ご」(1億6500万円)とコメントを発した中日時代の落合博満や、「5億円突破!!」と書かれたバズーカ型クラッカーを放った巨人時代の松井秀喜など、誰の目にも歴然な「明朗会計」だったものだが、これも時代の流れだろうか。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    女子アナ
    2026年04月04日 18:00

    この春も、フレッシュな美女アナ1年生たちが各局に入社。振り返れば、のちにエースとして君臨したレジェンドたちにも若葉の頃はあった。しかし、彼女らは初々しさもそこそこに、スタートから段違いの未来を嘱望された「破格の新人」だった。かつて&ldqu...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年04月02日 11:30

    プロ野球の世界では毎年のように「オフの戦力外通告」が大きなニュースになるが、まさかアナウンサーにまでその波が押し寄せるとは、当の本人も思わなかっただろう。日本ハムが今季、本拠地エスコンフィールドでのホーム戦ヒーローインタビューを、各局アナウ...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年04月03日 07:30

    「『母に捧げるバラード』でやっと、どこの会場に行っても1000人ぐらいお客さんが集まる人気を獲得したんですよ。紅白歌合戦に出て、これで一説によれば、10年食えるって。それが翌年からローカル歩き出したら、みるみるお客さんが引いているの」これは...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/4/7発売
    ■550円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク